婚活事業を手がけるBPファクトリーは8月3日、「全日本失恋卒業協会」を発足し、失恋に特化したポータルサイト「失恋ポスト」をオープンした。

30代女性の悲惨な失恋エピソードも掲載「放心状態で涙も出ませんでした」

「失恋ポスト」は、その名の通り"失恋"と正面から向き合い、その気持ちに寄り添うポータルサイトだ。全日本失恋卒業協会によると、失恋によって起こる気持ちの変化は以下の4段階に分けられるという。

1.失恋に直面したショックの状態
2.別れを現実として感じ、悲しみが深くなる状態
3.時間を経て、少しずつ失恋のショックが薄れていく状態
4.次の出会いへ向けて、気持ちが前を向き始める状態

「失恋ポスト」では、これらの各状態に寄り添うコンテンツを提供する。内容は、失恋を受け止めて次の一歩を踏み出すためのノウハウコラム、傷心旅行におすすめの宿泊先、恋愛成就のパワースポット紹介などだ。

また、「ポストに投函するように、あなたのつらい失恋、送って忘れませんか? あなたの失恋は、きっと誰かを励ます力にもなるはず」とユーザーに呼びかけ、寄せられたエピソードをサイトに掲載している。

ある30代女性は、半同棲状態の彼氏とケンカをし、数か月距離を置いていた。彼女は「やはり彼が大切」と気付いたが、彼の家に荷物を取りに行ったとき、別の女性がいることが分かった。

「失恋の瞬間のことは、ほぼほぼ覚えていません。彼の家とは車で1時間程度離れていたのですが、どうやって運転して帰宅したかも曖昧です(略)彼の父に浮気経験があり、彼はそれをとっても嫌悪していたので、そんな事するなんて毛頭にもなく、放心状態で涙も出ませんでした」

その後、彼女は悲しみより怒りがわいたというが、やはり寂しかったようで昔2人で出かけた場所へ1人でドライブしたこともあったという。しかしひたすら友人と飲みに行ったりグチをこぼしたりしたりして、少しずつ失恋の傷を癒した、と記している。

「傷心から次の恋まで、トータルでサポートするサービスを」

どうして失恋はつらいのだろう。同サイトに掲載されているコラムには、「失恋のつらさは、自分の意志と反して起こる点から発生する」と分析されている。

「自分が大切にしてきたものが失われる、喪失感。これまで温め、作り上げてきた関係が崩れる、虚無感。相手から必要とされなかったという、自己否定感。これらがないまぜになり、自信や夢が失われ『もうなにもかもダメだ』という気分を高めていきます」

改めて言語化されると、だから今苦しいのか、と冷静に納得することができる。「失恋ポスト」を開設した理由について、全日本失恋協会事務局長の所健一さんは、

「婚活事業も行っていますが、婚活をするには『失恋』を乗り越える必要がある人もいます。"失恋コラム"を扱ったサイトは数多くありますが、専門的に取り扱ったサイトはなかったので『失恋ポスト』を立ち上げました」

と話す。今後は、思い出の品を捨てるお手伝いをする「断捨離」サービスや、失恋を吹っ切るための「卒業式」、出会いのきっかけを提供する「失恋バスツアー」の開催などを考えているという。

「今はサイトで一方的に情報発信をしていますが、今後は双方向的なサービスを作っていきます。そして読んでくれた方が失恋から立ち直るヒントを得ることができ、傷心から次の恋までトータルで気持ちをサポートしていくサイトを目指します」