米国・ニューヨークにある国連本部

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国連安全保障理事会は5日(現地時間)、北朝鮮に対する新しい制裁決議を中国とロシアを含む全会一致で採択した。北朝鮮の主力輸出品である石炭や鉄鉱石など主な鉱物、海産物の輸出を全面的に禁止する内容。焦点だった北朝鮮への原油輸出制限は盛り込まれなかった。

先月、北朝鮮の2回にわたる大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル発射実験を受けた安保理の対応措置で、核・ミサイルの開発資金を遮断することを目的としている。

ロシア「対話が必要」

これにより、年間10億ドル(約1100億円)の資金を遮断する効果があると見込まれるという。北朝鮮の年間輸出額の3分の1に達する規模で、これまでにも増して強い反発が予想される。

当初、決議に慎重と見られていたロシアのネベンジャ大使は理事会で「平壌のミサイルや核開発を食い止める必要性を理解している」と発言。同時に「制裁強化は解決にはつながらない。対話や交渉が必要だ」とも述べ、米国に対話を促した。

中国のリウ大使も会合後「今回の制裁決議が交渉による非核化の実現につながると望む」と強調した。