「おひとりさま」という言葉には「飲食店や娯楽施設などを一人で利用する人」のことを指す場合と「婚期を逃した人(主に女性)」を指す場合がありますが、今回話題にするのは前者のほう。比較的新しい日本語表現ですが、思い返してみると2009年に観月ありささん主演のドラマ『金曜ドラマ おひとりさま』(TBS系)が放映されていました。つまり、そのころからこの言葉がトレンドだったわけです。

女性の一人ランチやカフェは当たり前の光景です。

その後2011年に「一人カラオケ」が登場し、おひとりさまのフィールドは徐々に広がっていますが、それからさらに6年が経過した2017年。おひとりさま女性たちは現在、どの範囲まで一人行動を楽しんでいるのでしょうか? そんな現在のおひとりさま女性に関して「株式会社オノフ」が、アンケート調査を行なっています。

30代以下女性の7割は「飲食店のおひとりさま」に抵抗なし!?

まず調査したのは、30代以下の女性たちによる「1人で利用するサービス」について。回答が多かった順にランキング形式で紹介します。

30代以下の女性たちによる「1人で利用するサービス」

1位 飲食店……71.1%

2位 国内旅行……26.8%

3位 芸術鑑賞(映画・音楽・美術)……22.7%

4位 行っていない……18.6%

5位 カラオケ……15.5%

6位 イベント……14.4%

7位 ライブ・フェス……12.4%

8位 ゲームセンター……11.3%

9位 海外旅行……10.3%

9位 遊園地・テーマパーク……10.3%

10位 スポーツ観戦(テレビを除く)……7.2%

11位 スポーツ……5.2%

11位 バーベキュー……5.2%

 

30代以下の女性の約7割は、1人で飲食店を利用することに抵抗がないようです。ほかちょっと驚きなのが、少数派でありながら「遊園地・テーマパーク」「バーベキュー」がランクインでしていること。1人TDL、1人バーベキュー……もはやなんでもアリ?

芸術鑑賞や国内旅行は、親世代女性のほうがおひとりさま率高し

一方そんな若い世代に対する比較対処として、高年齢の女性にも同様の質問をしています。今回はサンプルケースとして、親世代である60代以上女性のおひとりさま事情をを考察してみます。

60代以上女性たちによる「1人で利用するサービス」

1位 飲食店……56.1%

2位 芸術鑑賞(映画・音楽・美術)……45.5%

3位 国内旅行……31.8%

4位 行っていない……24.2%

5位 スポーツ……12.1%

6位 イベント……9.1%

6位 遊園地・テーマパーク……9.1%

8位 ライブ・フェス……7.6%

8位 海外旅行……7.6%

8位 ハイキング……7.6%

1位は「飲食店」(56.1%)ですが、7割の女性が1人で利用する30代以下にくらべ、56.1%とだいぶ減っています。しかし「芸術鑑賞」は45.5%と高い数字で、30代以下の22.7%と比較すると倍近く多い結果に。さらには「国内旅行」「スポーツ」「ハイキング」など、若い世代よりも1人利用が多いサービスも多数!ちなみに「ハイキング」と答えた30代以下の女性は、わずか2.1%でした。親世代の女性でも、積極的におひとりさまを楽しんでいるのです。

実はおひとりさまは恥ずかしい?30代以下は「人に知られたくない」

さらに同調査では、年代別に「理想のひとり用店・サービス」についても調査しています。こちらも30代以下と親世代の60代以上で、それぞれ結果を比較してみましょう。

30代以下女性の「理想のひとり用店・サービス」

1位 一人前から料理してくれる……47.4%

2位 一人の個室がある……39.2%

3位 「おひとり様ご利用可」と書かれている……37.1%

4位 店内に入らなくても値段がわかる(外の看板などに書かれている)……35.1%

5位 一人で来たことが周りに知られない(×「一名様ご来店です」)……32.0%

6位 店内が静か……27.8%

7位 隠れ家のようなお店……25.8%

7位 カウンターのほうが多い……25.8%

9位 団体客が少ない……18.6%

10位 店内が暗め……14.4%

60代以上女性の「理想のひとり用店・サービス」

1位 一人前から料理してくれる……48.5%

2位 店内が静か……39.4%

3位 店内に入らなくても値段がわかる(外の看板などに書かれている)……36.4% 

4位 「おひとり様ご利用可」と書かれている……22.7%

5位 特にない……21.2%

6位 カウンターのほうが多い……16.7%

7位 隠れ家のようなお店……15.2%

7位 団体客が少ない……15.2%

9位 店内が明るめ……13.6%

10位 高級店だけど、入りやすそう……12.1%

30代以下のランキングをみると「一人で来たことが周りに知られない(×『一名様ご来店です』)」が32.0%と高め。ほか「一人の個室がある」「店内が暗め」なども含め、おひとりさまが「恥ずかしい」という意識が見え隠れします。一方60代以上は「一人で来たことが周りに知られない(×『一名様ご来店です』)はわずか7.6%! 「一人の個室がある」も6.1%と少なく、「店内が暗め」はなんと0%でした。つまり親世代のおひとりさまのほうが、よっぽど腹がすわっているのです。

若い世代のほうが「おひとりさま傾向高め」かと思ったら、どうやら大きな間違いだった様子。おひとりさまを楽しんでいるのは、親世代が数段上のようです。

【調査概要】
調査媒体:株式会社オノフ
アンケート実施期間:2017年6月16日〜6月19日
有効回答者数   :481名