写真1:麻辣湯の店の店内。写真2:唐さんの店の麻辣湯。写真3:唐さん夫婦の朝食。写真4:服を着替えて働く唐さん。写真5:自分の店でも並ぶ唐さん。写真6:弟と雲南省の貧しい家庭の子供を訪問した唐さん。

写真拡大

東京に住む人は、1万人につき125人が中国人だと言われている。うち、豊島区の池袋が中国人が最も多い場所だ。池袋は、有名な東京のビジネスエリアであり、交通ターミナルだ。浙江省台州市出身の女性・唐雅さん(仮名)は同地で、中国料理であるスープ春雨・麻辣湯(マーラータン)を販売している。中国の一杯の麻辣湯が海の向こうの日本で、華人たちに故郷を懐かしく感じさせるグルメとなっている。新華網が報じた。

【その他の写真】

◇おいしいもの好きが高じて麻辣湯の店をオープン

唐さんは10年前に日本に留学し、卒業後も日本で働き始めた。その後、グルメが好きな唐さんは一度帰国して麻辣湯の作り方を学び、2012年に池袋駅近くで店を開いた。同じく日本に留学していた唐さんの夫と共に店を切り盛りしている。店にはスタッフが5人おり、その中の一人は日本人だ。

日本法務省の最新統計によると、現在、日本には外国人が約238万人住んでおり、そのうち約70万人が中国人だ。在日中国人が最も多いのが東京で約17万人。その周辺に位置する埼玉県と千葉県にも合わせて約10万人の中国人が暮らしている。唐さんによると、店の7割以上の客が中国人だという。

店は大繁盛しており、毎日午前4時まで営業している。唐さんは、埼玉県川口市西川口にも店を開いている。家賃は1カ月27万円で、池袋の80万円よりかなり安い。西川口のほか、東京の繁華街・新宿にも店を開く計画だという。

◇唐さん夫婦の一日

唐さん夫婦は、池袋の店から歩いて10分ほどの場所にある36平米のアパートに住んでいる。東京北区で購入した家は約1年後にカギがもらえるという。二人の1日は犬の散歩から始まる。朝9時ごろ、二人は愛犬を散歩させ、店の近くにある中国料理店で豆乳を飲んだり、油条(揚げパン)、ニラまんじゅうなどを食べる。ここで朝食を食べている時は、いつも中国にいるかのように感じさせてくれるという。

唐さんは朝食を取りながら「日本経済新聞」を読む。飲食業を営んでいるため、経済関連のニュースに興味があるのだ。中日両国の貿易や人員の往来は日に日に盛んになっており、「日本経済新聞」には中国社会、経済関連の報道が増えている。

◇「自分の店で食べる時も列に並ぶ」

唐さんは、「自分の店で食べる時も並ぶ。でなければ、他の客が不公平だと感じる」と話した。客の多くが中国人女性で、日本人もいる。一人で食事に来ていたある日本人女性は、「この店に麻辣湯を食べに来るのはこれで3回目。この店の麻辣湯が大好き」と話した。また、中国人留学生の男性2人も店に来ており、そのうちの一人は、「ほぼ週に2回はここに麻辣湯を食べに来ている」と話した。

◇人助けが好きという親切な唐さん

唐さんはとても親切な人で、日本で殺害された留学生・江歌さんの母親が日本に来た時、家を借りるのを手伝ったり、寄付を募ったりした。「2011年に東日本大震災が起きた時、帰国せずに、寝袋を背負ってボランティア専用のバスに乗り、福島に行って1週間ボランティアとして活動した。そのことが私の人生の誇りとなった」と唐さん。(提供/人民網日本語版・編集KN)