目指すは“有名人”の7歳少女(画像は『Layla Belle Thompson 2017年3月7日付Twitter「#NewProfilePic」』のスクリーンショット)

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英北東部ダラム州に「有名になりたい」という夢を持ち日々セレブへの道まっしぐらの7歳少女がいた。7歳とはとても思えない少女の行動とそれを応援する母の思いが物議を醸している。英メディア『The Sun』『Metro』『The Star』が伝えた。

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ダラム州ニュートン・エイクリフに暮らすレイラ・トンプソンちゃんは、7歳であるにもかかわらず同年代の子と一緒に遊ぶことや、玩具などには興味がない。

レイラちゃんの興味はもっぱらメイクすること、可愛い服を着ること、ダンスすることだという。髪を染めエクステンションをつけ、フェイク・タンのスプレーで日焼けした肌を装い、つけまつげでハイヒールを履く姿は子供らしさとはまるで無縁だ。

しかしそんなレイラちゃんを「これが娘なんです」と経済的、精神的にもサポートするのはシングルマザーのジェナ・イーストランドさん(31歳)だ。ジェナさんにはレイラちゃん以外にノアちゃん(10歳)と自閉症を持つブロディちゃん(9歳)という娘がいる。同じ姉妹でもレイラちゃんは「特別」なのだとジェナさんは言う。

「レイラは、1歳の頃からメイクやドレスアップが好きな子でした。私がメイクをしないと自分でするぐらいで、2歳になる頃にはマスカラも塗るようになりました。年齢のわりにはおマセで、カメラを向けると自然とポーズを取ったりします。公園で同年代の子供たちと遊んだり玩具で遊ぶことよりも、美容製品をいろいろ試している方が楽しいようです。7歳の誕生日には、友達との誕生日パーティよりも船上で食事をする方がいいって口にするぐらいですよ。普通の7歳とはちょっと違うんです。娘は今からリアリティーショーのスターになる素質が十分ですよ。」

学校へ行かずホームスクーリングで教育を受けているレイラちゃんは、人に注目されることが大好きで、5歳の時から習っているダンスで国内大会への出場を果たしたこともあるそうだ。また普段からダンス大会やビューティーコンテストなどにも頻繁に参加している。これまでにも国際ジュニアモデルのイギリス代表としてのオファーや9月にインドで開催される「Miss Superglobe(ミス・スーパーグローブ)」大会への出場依頼もある中、8月末に開催される予定の「Miss British Empire」国際ビューティーコンテストでは、ダラム州代表に選ばれているという。

シングルマザーであるジェナさんは、日々の生活を生活保護手当(ベネフィット)に頼っている。娘の興味がメイクやダンスなどお金がかかるものばかりなので、サポートするのも容易ではないとジェナさんは話す。

「もう費用がかかって大変ですよ。ダンスの衣装だけでも何千ポンドという単位ですから。月に洋服代やコスメなどだいたい250ポンド(約36,000円)は出していますが、もちろん毎月余分な出費がかさみます。」

レイラちゃんはInstagramやTwitterなどのアカウントを複数所有しており、「レイラ・ベル」というステージ名まで持っている。万が一すぐにデビューしてモデルや女優、プロのダンサーになった時の準備はバッチリといったところだ。

「YouTubeで見て以来、体にいいからといってレイラは卵の白身しか食べないんです。ヨガも好きですでにシックスパックもありますよ。周りから、娘をそんな風に育てるのは早すぎるのではという非難もありますが、これが娘が願うことなのです。時々私のことを『子供を性的対象にしている』と批判する人もいますが、ただの子供をそういう風に考えること自体が間違っていると思います。」

現実の生活が退屈で毎日「有名になりたい」と願う娘に、どれだけ費用がかかってもその願いをいつか叶えてやりたいとジェナさんは懸命にサポートしている。しかしこのニュースを知った人々からは、「娘にかかる何千ポンドという費用は、どこから出ているのかしら。生活保護に頼っているということだから、私たち税金を払っている者たちのお金ってことでしょう。呆れるわ。仕事して稼げばいいじゃないの」「2歳でマスカラって…ばかばかしい」「愚かな母親が親バカになって娘をメディアに売り込んでいるのね。なんだか悲しい」「この母親、母として改善する必要があるわ」「人は見た目ではないということを親は教えなければならないのでは?」「子供時代のない子供って哀れよね」「ダンス大会の時にメイクさせるっていうのはわかるけど、普段もって…7歳なのにあり得ない」といった非難の声が相次いでいる。

画像は『Layla Belle Thompson 2017年3月7日付Twitter「#NewProfilePic」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)