「空飛ぶ円盤」という言葉が生まれ、ロズウェルにUFOが墜落した年――1947年。それはまた、本格的なUFO研究が始まった年でもあった。

 

それからちょうど70年。

 

「ムー別冊 米政府がひた隠すUFOと異星人の真実」の発行に際して、UFOのすべてを知りつくした韮澤潤一郎・並木伸一郎の両氏に、UFOとその情報の歴史について語りあっていただいた。

↑並木伸一郎氏(左)と、韮澤潤一郎氏(右)

 

3つの重大事件が発生した1947年

並木 70年前の1947年は、確かにUFOの世界では特別な年でした。6月21日のモーリー島事件、6月24日にはケネス・アーノルド事件、そして7月4日にロズウェルのUFO墜落事件。短期間のうちに、3つの重大事件がたてつづけに起こっているんですね。

 

韮沢 私はね、やっぱり最初のモーリー島事件がポイントになるんじゃないかと思う。しかもこの事件では、黒装束の男=MIB(メン・イン・ブラック)まで出てくるでしょう?

 

並木 事件後、黒い服を着た男が目撃者のダールのもとへやってきて、何も話すなって彼に忠告をしたという……まさにMIBですよね。そうなるとUFO事件というのは、そもそもの発端のときから、背後に何か陰謀論めいた動きがあったということになる。それがずっと続いている……。

↑モーリー島事件を特集した雑誌。

 

韮沢 アーノルドはモーリー島事件の調査にも行っているわけですが、その彼はUFOを「フライング・ソーサー」と表現した。ソーサー=皿ですから、丸いんです。ところがモーリー島事件のUFOは、最初はドーナツ形といわれていたものが、最終的には下弦の月みたいな、とがったような形になる。なぜ形が変わったのか。これがね、権力の介入があった証拠のひとつだと思う。

 

並木 アーノルドはそのあと、議員になっているじゃないですか。裏で大きな力のバックアップがあったんじゃないか。つまり彼は、何かに協力したんじゃないか。そういう推測も生まれてきますよね。

 

韮沢 それについては、15年くらい前に公開された資料のなかに「ロズウェル事件がきっかけでNSA(国家安全保障局)が作られた」と書いてある。これが重要になってくる。

 

並木 NSAって、国防総省の諜報機関ですよね。そんなことが書いてあるんですか?

 

韮沢 書いてある。と同時に、NSAがすべてをコントロールしてきた、とも。具体的にいうと、異星人は人間と同じ形をしているという事実を隠してきた。グレイタイプではなく、見た目は人間そのものなんです。彼らは、ノアの箱舟やエデンの園の時代から、地球に関与しつづけてきている。その後も、たとえばルネッサンスなど新たな技術革新の時代には、そうとうな数の異星人が地球に入ってきている。もちろん人間の姿で、です。その情報を、まずは完璧に遮断する。

 

UFO問題は水爆より上位

並木 そうすると、ロズウェルで人間そっくりな異星人の遺体が回収されたという話がありましたが、これは事実と考えていいわけですか? アメリカ政府は、それを隠蔽したんだ、と。

 

韮沢 うん、隠蔽する。さっきいったように、ロズウェル事件後、すぐにNSAが立ちあがったけど、母体となる組織はあったわけですよ。その背後には、地球人類自体をあまり進化させないほうがいいと主張する異星人たちがいたわけです。

↑異星人の解剖フィルム。映像自体はフェイクである。

 

並木 そういう隠蔽の意志決定をした主体は異星人だったと? 地球というか、アメリカの情報機関の人間は、異星人と一緒に行動したわけですね。アメリカ政府も、そういうことは全部わかっているんだ。じゃあ、どこかにそういう秘密の人たちがいるセクションもある? それがエリア51の内部だったり、南極だったりすることはあるんでしょうか。

 

韮沢 うん……でもそれは、必ずしも場所にこだわる必要はないでしょう。上空に浮かんだ宇宙船のなかでもいいわけで。

 

並木 ああ、そうか。母船のなかでもいいんだものね。そうなると重要なのは、なぜNSAはUFO情報を隠蔽しようとしているのかという、動機の部分だと思うのですが。

 

韮沢 私ね、最近になってUFO事件の全貌が、やっとわかってきたんですよ。1950年に、カナダの運輸省のウィルバート・スミスという人が明かした機密文書があって……。

 

並木 確か、UFOの推進原理に関する文書でしたっけ?

 

韮沢 ええ、それも入ってますけど、重要なのは「空飛ぶ円盤は実在する」と認めたうえで、「この問題は米国政府で最高機密に区分されており、水爆より上位にランクされている」と書かれていることなんです。

 

並木 水爆より上?

 

韮沢 ええ。しかも彼らの行動の根本には、「宇宙法」というものがあるんですね。宇宙開発をするときには、それに基づいて動かなければならない。

 

並木 そこに、水爆以上の機密である地球外生命体について書かれているわけですか……?

 

韮沢 まさにそう! だって宇宙開発の原点は、異星人との接触なんですから。NSAの「文明交流の悲劇」という文書が1968年に出ていますが、そこにはこう書かれているんです。

 

「技術的に優勢な文明と劣勢な人々の対立の悲劇的結末を、人類の歴史は示している。劣勢側は一般に物理的に征服・支配され文明は吸収されてしまう。そこでまず、その脅威を隔離し、UFO文明の隠蔽を地球全体に対して行う」

 

NSAは根本にそういう考えをもっている。で、それに基づいて「宇宙法」ができた。

 

並木 あのホーキング博士が、異星人との接触はやめたほうがいいって主張していましたよね。侵略されるから危険だって。水爆以上の扱いというのは、そういうことなんですね。

 

ヒラリーの宇宙構想と誤算

韮沢 結局、異星人は、地球人にサイエンスやデモクラシーを与えつづけてきた。ロズウェルの墜落UFOからは半導体が見つかっていて、それをもとにコンピューターもできた。

 

並木 現代文明はすべて、異星人から得られたテクノロジーでできている、というわけですね。そうなると当然、宇宙開発も彼らの意図のもとにあるという理屈になりますね。

 

韮沢 うん。だけどそこに今度は、反対する異星人の勢力も入ってくるんです。彼らも一枚岩じゃなくて、いろんな立場があるから。なかには、やっぱり地球人は独自の道をいったほうがいい、という意見もある。

 

並木 実際のところ、いまはどうなんでしょう?

 

韮沢 戦後、東西対立で戦争の危機があって、次は宇宙開発をやったけれど、これも尻つぼみになってしまった。軍というのは戦争が継続しないとダメみたいで、今度はテロを利用して戦争をするようになった。

 

問題はこのあとですが、どうも彼らは、異星人と宇宙戦争をするつもりだったらしい。このプランニングがすでに決まっていたというんですよ。

 

並木 宇宙戦争ですか?

 

韮沢 オバマの後継者として大統領候補になったヒラリー、彼女はそのつもりだったというんです。エドガー・ミッチェルというアポロ14号の宇宙飛行士だった人が、オバマのカウンセラーでヒラリーのキャンペーン・マネージャーもつとめていた人物に、メールを出しつづけてていました。それが、UFOの情報公開を要請するメールなんです。どうもミッチェルは、軍が宇宙戦争を計画しているという情報を入手して、それを止めようとしていたらしい。

 

並木 事実だとすれば、テロ事件どころじゃありませんね。

 

韮沢 ところがトランプが、大逆転で大統領に就任した。これでヒラリーのプランは、完全に止まってしまったんです。

 

並木 ということは、結局、ヒラリーは切られた?

 

韮沢 ヒラリーは宇宙戦争を起こそうとして、地球の周りにはすでに異星人がたくさんいるとまでいっていた。異星人たちは彼女を止めるために、トランプに荷担したんです。その結果、宇宙戦争も止まった。

 

並木 トランプはトランプで、別の異星人とコンタクトしている、ということですか。

 

韮沢 コンタクトまではわからないけれど、流れとしてはそうだと思います。結局ね、NSAは今でもUFO情報をコントロールしているんです。ただ、人口増加や地球温暖化など、地球自体が抱える問題・限界もある。そのときにNSAはどうするつもりなのか。

 

並木 もしかすると全地球人に、ホログラフィーのUFOでも見せるつもりですかね。

 

韮沢 ああ、それもあるかも。偽宇宙人が出てきたりして……。

 

並木 何が起こっても、何が出てきてもおかしくはない。同じように、明日、トランプが「これが異星人です」って紹介するかもしれないし、逆に失脚するかもしれない。UFO70周年というのは想像以上に重要な時期で、UFO研究にとっても大転換期になる可能性がある。

 

韮沢 いずれにしても、真相が明らかにされる時期は、間違いなく近づいてきていると思いますよ。

(ムー別冊 米政府がひた隠すUFOと異星人の真実 より抜粋)

 

文=中村友紀
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