KEYTALKに対するパブリックイメージは、メジャーデビュー後どんどん下卑たものになっていってる。

 

 参考:正直に言うとKEYTALKのファンが怖い。

 こんな塩梅に。実際ライブ、北の軍事訓練みたいでマジで怖いから是非一回観に行って欲しい。

 そんなKEYTALKについて、バンドサークルの大学二年生とかが部室で一年女子に偉そうに講釈たれるのはいつも

「KEYTALKはもうアイドルだからバンドじゃないんだよね〜」

 という内容。うるせえ。こういう手合いは大抵BASEMENT-TIMESを読んでるし、その一年女子の事好きになりがちだし、イケメンの一年男子にその女子取られがちだし、妥協してTwitterのアイコンがキキララのブスと付き合いがち。今俺が伝えたいのは「キキララをアイコンにしている女はブス」これだけ。今日はこれだけ憶えて帰ってほしい。さようなら。

 

 

 

 本題が終わりましたので、以下オマケです。

 KEYTALKってアイドルバンドだのカルト教団だのYouTuber崩れだの言われがちですけど、作曲本当にすごいんですよ。

 どういう作曲が良いか、悪いか、そういうのは色んな物差しで言えることだけれど、KEYTALKの場合は

「良くも悪くもKEYTALKのクセがすごい」

 という所。

 適当に再生回数100,000前後のバンドを思い出してみてください。できれば似たような見た目のやつ。それを別のバンドが歌っているのを想像してみてください。違和感ないでしょ。

 その点KEYTALKは

 マジで誰が歌ってもKEYTALK。

 なにがKEYTALK曲をKEYTALK曲たらしめるか?今回はそれを難しい単語をできるだけ使わずに説明したいとおもいます。難しい話ってつまんないしね。

 

 0:55〜の「微熱はーまだー」のところを繰り返し聴いてみてほしいんだけど、明らかに外れた音を歌ってるし、ギターの伴奏も外れたコードを弾いているんですよね。

 正確には「微熱は」の部分は音程ハズしてないんだけど、不協和音(音階で言うおすぎとピーコを同時にテレビに出すとクドいみたいな状態)を鳴らして

「さて、次の音ハズれに行くぜ!」

 っていう助走をしてから「まだー」「(さめぬ)ままー」で外れた音を鳴らしにいっている。

 人間の頭って曲を聴いてるとき無意識に「これってどういう音階で、どの音を基準に音鳴ってるんだろ〜」って判別しているんだけど、こういう音の外され方をすると脳が

「え、これ結局明るい曲なの?暗い曲なの?どういうこと?」

 と少し混乱する。これを同主調の借用とか同主調転調とか言うんだけどおぼえなくていいです。今日は「キキララをアイコンにしてる女」についてだけおぼえて帰ってくれれば大丈夫です。

 

 これもやってることは同じ。

「(やさ)しい〜」で助走つけて「夜の〜」で音がハズれる。

 Aメロもずっと3小節目で外れた音を通るんだけどこの曲はサビ前がダイナミック。

「別になんもしてないよ」

 みたいな顔してかなり無理な転調仕込んで転調先で音をハズしに行ってる。音勘が良い人ならちょっと体調崩すくらいに聴いてるやつを混乱させる進行。こんなメロディとコードはKEYTALKじゃなきゃ絶対バンド音楽で聴けない。

 

 あとはもう、武正ギター。

 巨匠と義勝の声の対比とか、八木のお祭りばやしドラムとか、他のメンバーも全員クセが強いけど特にオカシイのが武正。服装も一人だけ下北沢から井の頭線に乗ってセンター街のギャル男。オカシイ。

 武正がギターを弾くと

 

 全部小野武正になる。イントロから。Alaska Jamも超カッコイイからKEYTALKファンの人良かったら聴いてね。

 この曲はさっきみたいな音のハズしかたによるKEYTALK節みたいなもんはない(そもそもKEYTALKの曲じゃないし)けど、それでも武正が弾くだけで武正の匂いがすごい。

 

 いままでの話を踏まえてモンスターダンスを聴くと聴こえ方もちょっとは違ってくるとおもう。

 イントロの武正ギター。0:54からの「ぼくにはちょっとー」0:58からの「君に会えるならー」とか、注目して聴くと

「あ、ここがKEYTALKか」

 と聴こえる箇所がいくつかあるはず。

 

 ダンス完コピしたりフェスに騒ぎ見に行ったりするのも醍醐味だけど、こういう作曲部分にも耳を向けて聴くともっとKEYTALKを楽しめるかも。

 参考になりましたでしょうか。

 それでは〜。

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