安倍首相(写真:日刊現代/アフロ)

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 第3次安倍第3次改造内閣が3日夕、皇居での認証式を経て正式に発足。4日より始動した。今回の内閣改造は、永田町でどのように受け止められているのか。国会議員秘書が語る。

「あんまりパッとしないね、と皆言っています。ただ、野田聖子さんが入ったことは、私たち女性秘書からすると、すごく嬉しい。女性の入閣は2人と数は少ないですが、野田さんだけで5人分くらいのインパクトがあります。野田さんは永田町でも評価が高いです。仕事ができるし、とにかく選挙にすごく強いので」

 郵政選挙といわれた2005年の第44回衆議院議員総選挙では、郵政民営化法案に反対票を投じたため、野田氏は自民党の公認が得られなかったが、刺客として送り込まれた自民党公認の佐藤ゆかり氏に打ち勝った。もう1人の女性閣僚、上川陽子氏の評価はどうだろうか。

「上川さんはすごく真面目な先生で、法務大臣にとてもふさわしいと思います。文部科学委員会の筆頭理事だったのですが、野党に気を遣い過ぎてしまうくらい、すごく気を遣っていました。他の委員会だと、日程を強行に決めて採決したりすることもあるのですが、上川さんはそういうことはしませんでした」

女性といえば、安倍首相に重用されてきた高市早苗前総務相が閣外に去った。高市氏は山本拓議員との13年にわたる夫婦生活に7月、終止符を打ったばかり。

「高市さんと山本さんの離婚も衝撃でしたけど、『離婚しても山本さんは内閣に入らなかったね』という声は多いです。山本さんは、ずっと待機組。自分は大臣にならないで、大臣である妻を支えなくちゃいけないという境遇が耐えられなくなって離婚したといわれているので、今度こそ入るんじゃないかと話題になっていたのです」

●岸田氏への配慮

4年半にわたり閣内にいた岸田文雄前外相が、閣外に出て政調会長に登用されたことも注目を集めている。

「留任説が強かったですよね。長くやっていて岸田さんが疲れたのかもしれないですけど、次の内閣が短命だから少し距離を置こうという気持ちの表れだったかもしれません。それに配慮して、宏池会(岸田派)から閣僚を4名選んだということで、安倍首相は『すごく気を遣っていますよ』ということを岸田さんに伝えているのではないでしょうか。他の派閥の秘書からは『宏池会に気を遣いすぎだ』という声も聞こえてきてますが」

次期首相の有力候補として名が挙がっている岸田氏だが、宏池会に配慮を示すことで、安倍首相は延命を図っているのだろうか。

「下手に出ているわけではないでしょうが、大事にしなきゃいけない派閥であることは確かで、岸田さん自身が実力者で人望が厚いですから。安倍首相の後継者として稲田朋美前防衛相は完全に消えたので、自分の後継者となり得る人を一人ひとり大切にしているのだと思います」

 秋にも衆議院解散が行われるのではという憶測もあるが、内閣改造が政局に与える影響はどうみられているのだろうか。

「内閣改造前の雰囲気では、秋に解散の可能性は80%くらいでしたが、それが50%くらいになったかなという印象です。派閥にすごく配慮した人事をしたので、可能性は減りましたが、秋解散の可能性はまだあります」

 安倍首相は「仕事人内閣」と呼んでいるが、どうなのだろうか。

「皆さん、それぞれ実力者なので、淡々と仕事はするでしょう。ただ、長く国会議員をやっているとブラックな部分も持っているので、『誰から順番にバレていくんだろうね』というような話はしています。名前は出せませんが、不倫問題を抱えている人が閣内にいるという情報が流れています。今井絵理子さんの不倫がすごく問題になりましたけど、世間の関心が不倫に向かっているでしょう。だから必ず、出てくると思います」

国民のために仕事してくれることを、願いたいものである。
(文=深笛義也/ライター)