学生の窓口編集部

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大学に入ると「レポートを提出すること」という課題がたくさん出ますね。レポートを作成するためにいろんな参考文献を参照することがありますが、その場合には参考文献を逐一挙げてレポートに付けなければなりませんし、参考文献の書き方は、守らなければいけない決まりがたくさんあります。今回は、この参考文献の書き方についてご紹介。ぜひ参考にしてみてください。




■参考文献の書き方の基本は「余すところなく記載すること」!

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「publish or perish(論文を書け、さもなくば滅びよ)」という言葉があるとおり、高等教育機関で学び、研究する者はとにかく論文を書かなければなりません。レポートは論文を書くためのトレーニングでもあります。

レポートには決まった構成があります。


1.表紙
2.レポートの本文
3.References(参考文献)
4.Appendix(補遺・付表・追記など)

上記のように構成するのが一般的と、皆さん大学で習いますね。忘れがちなのは、3の「References(参考文献)」と4「Appendix(補遺・付表・追記など)」です。


レポートを書くのに、さまざまな文献と首っ引きで……というのはよくあることですが、その参考文献は全て挙げておかなければなりません。これはマナーです。


なぜかといいますと、「レポートの作成者がどんな文献を参考にしたのか」を明示する役割があり、これによって読む人に「レポート内のどの点が作成者のオリジナルな見解なのか」をわからせることができるからです。


また参考文献が明示されていることで、読む人が、レポート内に登場する各種データ、引用の原典に当たることが可能になります。原典が怪しい、また現在では否定されているような実験や主張を基にしたレポートであれば、それは論拠があいまい、おかしいと評価できます。このような確認ができるのも参考文献が明示されていればこそです。

さらに、参考文献を明示しないで誰かの著作から引用したりすると、後になって「この部分は盗用じゃないのか?」といった疑惑をかけられる場合があり得ます。盗用ではない、と言うためには、引用元がきちんと参考文献に挙げられている必要があるのです。

■参考文献の書き方は統一する!


参考文献の挙げ方、書き方には定型フォーマットがあります(ただし細則は科学雑誌など、また先生の指導で異なることがあります)。これは論文を書く際の約束事の一つで、これをレポートを書く中で身に付ければ、将来卒論を書く際にそのまま使えます。もし皆さんが大学1・2年生であるなら、今のうちに覚えておいてください。

参考文献を挙げる場合には、以下の要素を表記しなければなりません。


・著作者(あるいは編者)
・タイトル
・書籍(あるいは雑誌)名
・その書籍の発行年
・その書籍を刊行した出版社(あるいは発行者・Publisher)
・掲載ページ


※ページ数が単数の場合は「p」を、複数の場合は「pp」を使い、「p.4」「pp.124-130」というふうに表記します。

例えば、下のように書きます。


<<参考文献>>
野尻哲史『貯蓄ゼロから始める安心投資で安定生活』(2015年)明治書院,pp.14-18


この場合は、書籍名を『 』でくくり、発行年は( )でくくり、各要素の間を,(コンマ)で区切っていますが、


<<参考文献>>
野尻哲史,貯蓄ゼロから始める安心投資で安定生活,2015,明治書院,pp.14-18

という全ての要素を,で区切るソリッドなやり方もあります。大事なポイントは表記方法を統一することです。雑誌に掲載された記事を参考にした場合には、


<<参考文献>>
河東哲夫「国際力学の変化が試す日本の覚悟」『ニューズウィーク日本版 2017 5・16 Vol.32 No.16』(2017年)CCCメディアハウス,p.32


といった記載になります。この場合は『ニューズウィーク日本版』という雑誌の中の、「国際力学の変化が試す日本の覚悟」というタイトルの記事から引用しているわけです。上記に倣ってソリッドな表記にすると、


<<参考文献>>
河東哲夫,"国際力学の変化が試す日本の覚悟",ニューズウィーク日本版 2017 5・16 Vol.32 No.16,2017,CCCメディアハウス,p.32


となります。また、参考文献が多数並ぶ際には、著者名の五十音順、アルファベット順、出版年の順のどれかでソートして記載するようにします。


参考文献の書き方はレポート、論文を書く上で非常に重要な要素です。その記載方法も講義で先生が教えてくれるかもしれませんが、早く覚えてその書式に慣れるようにしましょう。


(高橋モータース@dcp)