松山英樹

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 「米男子ゴルフ・世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待・第2日」(4日、ファイアストーンCC=パー70)

 悪天候でスタートが遅れ、2度の中断を挟んだ2日目。中断を伝えるホーンが鳴り、いったんクラブハウスへ引き上げるとき、選手たちは自分のボールの位置が再開時にわかるようにティーペグなどを使ったマークをしておく。

 この日、最初の中断になったとき、松山のボールは右ラフの中。松山は4本のティーペグを差し、その真ん中がボールの位置だとわかるよう丁寧に目印を完成させ、同組のブルックス・ケプカの方へ歩き出した。

 その直後、進藤大典キャディーは松山が差した4本のティーの真ん中部分に急いでグリーンフォークをグサリと差した。「雨や風でティーが流されちゃうこともあるみたいなので」。念には念を入れて大事なボール位置を動かぬものとした進藤キャディーの気遣いだった。

 最近、選手とキャディーの名コンビが次々に解消されているが、こんな細やかな気遣いができる進藤キャディーは貴重な存在。そして、進藤キャディーがいい仕事ができるような環境と関係を日頃から作っているのは松山だ。

 3位に浮上しても自分のゴルフに満足がいかず、浮かない顔をしていた松山だが、いい相棒がいればきっと力を発揮できる。2人の名コンビで残る2日間を頑張ってほしい。

(在米ゴルフジャーナリスト)