藤井四段に勝利した菅井七段

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 ◇王将戦1次予選7組決勝 ○菅井竜也七段 81手 藤井聡太四段●(2017年8月4日 関西将棋会館)

 持ち時間3時間の半分近い1時間17分を残しての完勝だった。菅井が「終盤が強いので警戒していた」という藤井を上回る終盤力を発揮。藤井の仕掛けを受け止め、ノータイムで指した反撃の65手目[先]8一飛成で「勝ちかなと思った」。最後は1手勝ちを読み切り、鮮やかに仕留めた。

 振り飛車党の菅井は通算勝率・733を誇り、今年度15勝は藤井の24勝に次ぎ全棋士中2位。憧れの久保利明王将(41)とは研究会で何局も盤を挟み、薫陶を受けてきた。振り飛車に関する共著もあり、久保の後継者となりうる存在だ。昼にはその久保が棋士室を訪れ、戦況を見守った。

 予選を全て勝ち上がれば、久保への挑戦権を得る。その第一関門をクリアし「(2次予選も)変わらず一生懸命指していきたい」と気を引き締めた。