FIA世界ラリークロス選手権が電気自動車レースの導入を計画
我々は電気自動車(EV)のレースを観るのが大好きだ。オープンホイールの本格的なフォーミュラEにも、深夜の公道やドラッグ・ストリップでテスラ「モデルS」が他のクルマと対決するのにも、どちらも別の面白さがある。今後はその間に位置する新たなEVレースが開催される可能性が高まっている。FIA世界ラリークロス選手権(World RX)が、早ければ2020年からEVをシリーズに組み込むことを計画しているというのだ。

World RXのプロモーターであるIMGは、その構想を具体化するためにFIAと自動車メーカーとの協議に入っており、レースの形式、競技車両の仕様、そしてEVレースをWorld RXのイベントにどう組み込むかについて、議論を進めている。現在、World RXに参戦中のチームをサポートしているプジョー、フォルクスワーゲン、アウディは、EVをシリーズに導入することに関心を示していた。

World RXのマネージングディレクターを務めるポール・ベラミー氏は、今回の構想が自動車メーカーからの希望であり、短時間レースはEV向きだと語っている。同氏はまた、「(ラリークロスで)使われているマシンは、日常的に路上で見かけるクルマに結びついている」ことから、EVは同シリーズに調和するとも述べている。

ベラミー氏の言葉は、EV化への大きな流れを指している。バッテリー駆動車が普及するにつれて、それらは日常の足として使われるだけでなく、モータースポーツ界をはじめとするより大きな自動車シーンで欠かせない存在になり始めているのだ。その証拠に、最近ではジャガー、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、ポルシェと、自動車メーカーが続々とフォーミュラEに本格参入することを表明している。

By JOHN BELTZ SNYDER

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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