人類が月に到達してから48年。当時の管制室を完全復元するプロジェクトが、クラウドファンディングを始めました。

人類の進歩の証が
危機的状況に

1985年にアメリカ合衆国国定歴史建造物にも認定され、「技術の大聖堂」とも呼ばれるジョンソンスペースセンター管制室。現在は機能していませんが、現役を退いてからは観光客のために公開されてきました。

しかし、50年近い月日による劣化と予算分配が少ないため、アメリカの国立公園局によって、「歴史的展示物として保存状態が危機的状況にある」と分類されたのです。

そんな理由でスタートした今回のクラウドファンディングは、管制室をアポロ計画の時の状態に戻すことを目指しています。

現在展示されている管制室は1970年代にスペースシャトルのプログラムで改修された姿であり、アポロ計画の時からはグレードアップしている状態。後ろのモニターなどは、スペースシャトルプログラムの際に新しくつけられたもののようです。

コンピュータや操作パネルなどの機器を再現することはもちろん、当時の作業員が使用していた灰皿やマグカップなども復元するとのこと。当時の臨場感を演出する展示になりそうです。

管制室修復プロジェクトを実現するために、最終目標である500万ドルを目指して資金募集を行っています。一般人でも人類宇宙開発史に残るプロジェクトの参加者になることができる、というのはとっても魅力的。

プロジェクト全体の完了日は、アポロ11号月面着陸から50周年目前の2019年1月を予定しています。

今回のプロジェクトでは、資金提供をしてくれた人に記念ステッカーや記念切手などが送られます。また計画が完了する日まで、修復の進捗状況を定期的にメールで知らせてくれるそう。支援は15ドル(約1,700円)から。ロマン溢れる計画に参加してみませんか?

※本記事では、一部誤りがあったため訂正を加えております(2017/08/07 15:00)

Licensed material used with permission by Space Center Houston