GPIFの運用成績の推移

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 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4日、今年4〜6月期の公的年金の積立金の運用益が5兆1153億円あったと発表した。黒字は4四半期連続。世界的な株高基調が続いたことに加え、円安で外国資産の評価額が膨らんだこともプラスになった。

 今回の黒字額は、市場での運用を始めた2001年度から四半期ベースで過去6番目の規模になる。01年度からの通算成績は58兆4756億円の黒字となり、6月末時点の運用資産額は149兆1987億円で過去最高を更新した。

 4〜6月期の運用成績を資産ごとにみると、国内株式が2兆3161億円。外国株式が1兆9124億円、外国債券が8809億円のそれぞれ黒字。国内債券は14億円の赤字だった。

 GPIFは14年10月に運用基準を見直し、株式の運用比率の目標を24%から50%に倍増させた。それ以降の通算成績は17兆1896億円。6月末時点の実際の運用比率は国内株式24・41%、外国株式23・91%に上り、いずれも過去最高だ。株価に運用成績が左右されやすくなっている。(井上充昌)