<北海道meijiカップ 初日◇4日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(6,476ヤード・パー72)>
白樺の枝葉が大きく揺れ、雲が流れていた。風速4〜5メートル。第1組のスタート前から、ゴルフにはやっかいな風が吹いていた。
工藤遥加のはじける笑顔が満載
その風とケンカすることなく、優しく触れあうようにラウンドした選手がいた。6バーディ・2ボギー、トータル4アンダー。今季のベストである2位タイで初日を終えた工藤遥加だ。「風を読み間違えてのボギーもありましたが、ラッキーが多かったと思います。最終18番のバーディも、刻んだつもりのセカンドショットがいいところまで飛んでいました」と工藤。
だが、ラッキーだけではなかった。
昨シーズンには首のケガ、今季に入ってからは右のあばらを痛めた。背中痛もある。そのため自慢の飛距離も、30ヤード落ちた。「ダウンスイングのタメがつくれなくなりました」。体の故障は、容赦なく選手を苦しめる。「ほけんの窓口レディース(5月12日〜14日)」から、棄権1試合を挟んで6試合連続で予選落ち。低い球しかでなくなり、今ではドライバーのキャリーは215ヤード。攻め方を考えるようになったという。
コースマネジメントの考え方が変わったことと、低くなった持ち球が工藤に味方した。不利だと思っていることが、幸いすることもある。多くの選手が風に翻弄(ほんろう)されたが、工藤は落ち着いて結果を出した。がむしゃらに振っていた工藤遥加はもういない。
「まだ不安はありますが、大勢の方々からアドバイスをもらいました。それに応えていきたい」という工藤。リハビリと治療は今も続いている。体のケアを考えるようになった。以前はスタート前30分くらいにコースへ入り、いきなりショットをしていた。今は1時間半前にはコースに入り、ウォーミングアップをしている。
2日目のラウンドで、成長した工藤のゴルフに期待したい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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