クラヨーバを2-0で撃破したミラン(上)。サン・シーロには6万人を超える観客(下)が詰め掛けた。写真:Alberto LINGRIA

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 長い低迷から脱却すべく、中国資本になった今夏は2億ユーロ(約256億円)近い巨費を投じて10人の新戦力を獲得するなど鼻息が荒いミラン。過去数年は屈辱を味わってきたサポーターの期待も、ここにきてすこぶる高まっているようだ。
 
 クラヨーバを2-0で下した現地時間8月3日のヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦セカンドレグでは、本拠地サン・シーロに6万5763人の観客が詰め掛けた。UEFAによるとこの数字は、ELの予選/プレーオフにおける最高記録。それまでのレコードだったドルトムント(2015年8月のELプレーオフ)の6万5190人を超えた。
 
 新シーズン最初のホームゲームで、実に4年ぶりの欧州カップ戦の試合とはいえ、無名チーム相手でこの観客数は近年のミランでは突出した数字。昨シーズンの平均観客動員は4万294人で、6万人超えはインテル戦やユベントス戦などのビッグゲームだけだった。
 
 2試合合計スコアが3-0となりELプレーオフ(組分け抽選会は現地時間8月4日)進出を決めた試合後、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督のファンのサポートに感謝のコメントを残している。
 
「サポーターは我々に深い愛を表現してくれた。素晴らしい夜だったね。観客たちはこの勝利に値すると思う。ミランに新しい大きなモノが生まれつつあると感じているよ」
 
 ちなみに、ミランの年間シートの売上も昨シーズンは1万6000枚だったが、今シーズンはすでに2万5000枚。クラブ側は4万5000枚の販売を見込んでいるという。ここ最近は閑古鳥が鳴いていた8万人収容のサン・シーロだが、新シーズンは栄光の時代さながらの雰囲気になるかもしれない。