Photo By Sgt. Duke Tran(写真はイメージです)

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 7月31日に放送された山下智久(32)主演のドラマ『コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)の第3話の視聴率が、14.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)であることがわかった。第2話の15.6%から、1.6ポイントダウンしているものの、好調な視聴率を持続していることには変わりない。

「前クールに放送された、嵐・相葉雅紀(34)主演の『貴族探偵』同様、今回も山下を主演に据えて、ジャニーズタレントを起用しました。『貴族探偵』は、月9ドラマ30周年をかけて豪華俳優陣を脇役に揃えたものの、視聴率が振るわず大コケ。今回は、人気シリーズであった『コード・ブルー』をもう一度持ってくるという手法を用い、従来のメインキャストに加え、今人気上昇中の若手俳優達をキャスティングしています。そのため、山下によるジャニーズ効果というよりも、バランスの取れた人気俳優陣が揃ったという点が大きなポイントとなっている」(芸能記者)

 本作のメインキャストには、山下以外にも新垣結衣(29)、戸田恵理香(28)、比嘉愛未(31)、浅利陽介(29)とシリーズ第1作目からのキャストが全員出演している。さらに新メンバーとして、成田凌(23)、新木優子(23)、Hey! Say! JUMPの有岡大貴(26)、馬場ふみか(22)と4名の若手俳優が加入。王道の人気キャストに加え、ネクストブレイクが期待される若手たちによる、新たな物語の展開が、幅広い年齢層の視聴者の心を掴んでいるのかもしれない。

■人気ドラマの続編で“月9神話”復活?

 また『コード・ブルー』を放送することは、フジテレビにとっても“安全パイかつ確実な手段”であったと記者は指摘している。

「医療ドラマというのは潜在的に高い数字を持っている作品と言われている。フジテレビには『白い巨塔』や『救命病棟24時』があり、他局では『ドクターX〜外科医大門未知子』(テレビ朝日系)がヒットするなどある一定の支持層がいる。木村拓哉(44)を主演にした『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)も王道の医療ドラマとして当クールのドラマの中でも高視聴率を叩きだしています。(前出・芸能記者)

『コード・ブルー』の成功により、フジテレビでは次なるドラマの復活を企てているとの話もあるという。しかしそれは医療ドラマとは趣きを正反対にする”月9”の象徴的な作品だ。

「フジテレビでは、20年前の1997年に放送されていた、反町隆史(43)と竹野内豊(46)主演の『ビーチボーイズ』の続編に向けて動いているようです。このドラマは最高視聴率26.5%と大ヒットし、主演の二人はその後の地位を不動なものにした。当時のファンは現在アラフォー世代となっており、視聴世帯の分布でも影響力が大きい。テレビドラマがまだ話題の中心となっていた年代で作品自体のファンが多いことや、ロケ地がカフェとして存続していることもあり、機は熟したといった空気になっているとか」(前出・記者)

『コード・ブルー』と同じく、メインキャスト勢揃いの復活となれば高い視聴率が望めるだろう。フジテレビは『コード・ブルー』を機に巻き返しの気配が漂っている。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。