by Tony Ariawan

高度8000mの高山や水6リットル、塩小さじ48杯など、ナイフや銃がなくても人を死に至らしめることが可能です。そんな日常に潜む、予想外な「致死性の物質」をまとめたムービーが公開されています。

This Much Will Kill You pt.2 - YouTube

料理にスパイスを使うことで風味がよくなりますが、実はスパイスにも人を殺す力があります。コショウの致死量は小さじ129杯ですが、たった小さじ2杯のナツメグで、人は吐き気やけいれんを起こし死に至る可能性があります。砂糖の場合は一度に10.5カップを摂取する必要があるので、砂糖の大量摂取で急死することはあまりなさそうです。



砂糖を摂取することで虫歯になりますが、だからといって一度に大量の歯磨きを口に入れてはいけません。歯磨き粉に含まれるフッ化物は少量だと無害ですが、歯磨き粉170mlに相当する24本の歯磨きチューブを一度に摂取すると死に至ります。



また、シワを取るために顔にボトックス注射を打つ人もいますが、ボトックスはわずか68ナノグラムで人を死に至らしめます。これはボツリヌス菌が産生するボツリヌストキシンという毒素のため。



「果物や野菜を食べなさい」とよく言われますが、オレンジの大量摂取はビタミンCによるオーバードースを引き起こします。しかし、これには1万1000個のオレンジを1度に食べる必要があるとのこと。



これをビタミンCのサプリメントに換算すると、809粒に相当します。



健康にいいものを食べると元気になり走り出したくなるかもしれませんが、覚えておきたいのは人間の体は「加速」が苦手だということ。地球は太陽の周りを時速1600kmで回っていて、この速度によって人間の体に異変が出ることはありませんが……



地球が加速しはじめて14Gもの重力がかかると臓器が体から剥がれだし、人は死んでしまいます。



また、運動で体を温めるのもよいことですが、太陽のもとで運動して体の温度が40度を超えると、熱射病によって死に至る可能性があります。汗をかくことには体温を下げる働きがありますが、汗をかきすぎると……



脱水症状が起こって血流が悪くなり、脳や内臓に必要な血液を届けられず、体の各機能がストップ。



腸の働きが止まると、体にとって危険な細菌が血液に混ざるようになります。



だからといって寒すぎる環境も有害です。マイナス21度の環境で人は致死性の低体温症になります。内臓を温めようと血管が収縮して血液の流れが悪くなるのです。



また、お腹の状態を確認しようと7143回も腹部のレントゲン写真を続けざまに撮ると、放射線の影響で死に至ります。



緑色のじゃがいもを食べても死に至ることがあります。じゃがいもの緑色はクロロフィルが蓄積していることの現れで、クロロフィル自体は毒性のあるものではないのですが、この状態のじゃがいもはソラニンを多く含みます。



ソラニンは植物が天敵から自分を防御するためのメカニズムの1つで、人間が緑色のじゃがいも1つを食べても気分が悪くなるくらいですが、25個の緑のじゃがいもを一気に食べると、死んでしまうとのこと。



生きるためには必要ではあるものの、多すぎると有害になるのがカリウム。カリウムイオンは筋肉作りや神経伝達にとって必要不可欠ですが、塩化カリウムの注射は死刑執行時にも使用される薬物。



一方で、カリウムを多く含むバナナを大量摂取して死のうと思ったら、480本を一度に食べる必要があります。ただしその前に胃が破裂することになるとのこと。大切なのは何事も「量」が毒となるということを覚えておくことです。