あなたは解読できるか?「やーや よーがりやしが しに がちまやーやっさー」この謎の文章を

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8月3日の『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ・日本テレビ系)では定番企画・ケンミン語講座で「ウチナーグチ」つまり沖縄の方言講座が放送された。テキストは「やーや よーがりやしが しに がちまやーやっさー」……と言われても、もちろんどういう意味かわからない。そもそもこれが日本語なのか? といった感じだが、その意味を番組では解説した。

さっそく街で沖縄県民に聞いてまわると、それぞれみんな解説してくれる。濃い方言は、お年寄りしか分からないことも多いが、沖縄県民は若い人でもこの難解な言語がすぐわかるようだった。ケンミンたちからまず、前半の意味を教えてもらった。

「やーや」とは、「あなたは」の意味、そして「よーがりやしが」は「痩せているけど」という意味なのだそうだ。そう聞いても、なるほど、という納得感はなく、言語のあまりの違いに打ちひしがれる。続いて後半。「しに」とは「すごく」の意味、「がちまやー」とは「食いしん坊」の意味だそうだ。そして「やっさー」は「〜だね」という接尾語。

つまり「あなたは痩せてるけど、すごく食いしん坊だねえ」ということを言っているのだ。いわば、痩せの大食いのこと。ふーむそれにしても、標準語とずいぶん違う! 「よーがり」は細いものには何でも使う形容詞で、魚にも使う。ちなみに「太っている」は「くぇーとーさー」、がりがりに痩せてると「よーがりーひーがりー」と言う。何がなんだかわからないが。「しに」は「とても」だが、同じ意味でも世代によって別の言葉を使うという。

 しに=10代〜
 でーじ=30〜50代
 いっぺー=おばあちゃん

という分かれ方だという。

さらに、沖縄でも島によってまた言葉が全然違う。さきほどの例文は、宮古島ではこう言うそうだ。

「ウバァー ガビョウ ヤースガ ムヌゥバ ダイズ フォーヤー」

もう日本語の範疇を越えているとしか思えないが、さらに離島に行くと、また別の言葉になるというからキリがない。

VTRが終わると、沖縄県民・ガレッジセールの二人が解説してくれた。司会の久本雅美が「しに」と言われると嫌われてるのかなと思っちゃうと言うと、ゴリが「しにを使って褒めることもあるんですよ、“しにちゃらかーぎー”だと“あなたは美しいですよ”とか」と返すのだが、久本は「死んでしまえ出っ歯、って言われたのかと思った」と答えて爆笑。天龍もイガイガ声で「全然わかりませんねえ」と言うと、久本が「天龍さんも何言ってるか全然わかんない時ありますけど」と言ってまた大爆笑となった。

ケンミン語講座で毎回、各地の方言を知ると、それぞれの地域でそれぞれの文化が育まれてきたことにあらためて気づかされる。日本人が標準語を話すようになったことにテレビは大きく貢献したと思うが、そのテレビで今度は各地の方言を知るのはとても素晴らしいことだと思う。ウチナーグチもこれを機に、少しでも理解できるようになりたいものだ。

【文:境 治】