スマホ広告、閉じる人・読む人それぞれ約3割 マイボイスコムが調査

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 近年、広告市場は拡大しているが、広告媒体の勢力図が変わっている。インターネット広告の躍進が続き、いまやネット広告費は新聞・雑誌・ラジオ3媒体の合計を上回る。2020年付近でネット広告がテレビの広告費を上回ると予想されている。増え続けるネット広告の中で特に広告出稿量が伸び、存在感が年々増しているのがスマートフォン広告だ。マイボイスコムでは「スマートフォン広告」に関する調査を行い、約1万件の回答を集めた。

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 スマートフォンで直近1年間に表示された広告は、「画面の下部に常に表示される広告」「ポップアップで自動的に表示される広告」が各4割、「画面の上部に常に表示される広告」「画面全体に表示される広告」「画面の上から下に降りてくる広告」が各3割だった。

 スマートフォン広告が表示された際の行動は、「広告を閉じた」「広告の画像・動画やリンクを間違えてクリックした」が表示された人の3〜4割、「広告の画像・動画やリンクをクリックした」が1割強いることが分かった。若年層では「広告の画像・動画やリンクを、間違えてクリックした」が高く、20・30代では4〜5割だった。

 ちなみに直近1年間にスマートフォン広告が表示された人のうち、内容を読む人は3割弱だった。内訳は「だいたい読む」(1.9%)、「興味があるものは読む」は(26.4%)。読んだスマートフォン広告のタイプは、「画面の下部に常に表示される広告」(10.0%)、「画面全体に表示される広告」「画面の上部に常に表示される広告」(各約8%)。

 種類では、「興味がある商品・サービス・企業など」が31.4%、そのほかは「過去に、利用・購入したり、閲覧・検索したものに関連する広告」「キャンペーンやお得な情報がある」「印象に残る」「間違えてクリックした広告」が8〜9%だった。

 広告の非表示対策だが、スマートフォン利用者のうち、広告が表示されないような対策をしている人は2割弱。「広告をブロック・非表示するアプリを利用」「Webブラウザの設定で、広告を非表示にしている」が各6%。「広告をブロック・非表示するアプリを利用」は、男性20・30代で各1割強と他の層より高くなっていた。

 総務省の調べによるとスマートフォンの保有率は72.0%(平成25年度)というデータがある。いまやスマホを国民一人一台所有という時代を迎えている。広告主がいま求めているのは「広告枠」ではなく、「購買の可能性がある人へのひと押し」だ。さまざまなターゲティングが可能なネット広告は他の媒体よりも魅力的であり、特にスマホ広告はより一層拡大していくことだろう。広告主や広告代理店はどのようにしてネットユーザーに見てもらえる、読んでもらえる広告にしていくか、ユーザーと広告主の対決も注目だ。