Michal Ludwiczak / Shutterstock.com


テクノロジーでテロ対策。

「新しいリダイレクト方法を導入」というタイトルでYouTubeが公式ブログでテロリズム対策について発表しています。というのもISISを始めとするテロ組織は、オンライン上でのコンテンツを巧みに使って世界各地から参加者を募っており、中でもYouTubeはそのプラットフォームとして広く利用されているからです。それに対抗することを色々な機会に宣言しているGoogle(グーグル)ですが、今回の新しい対策はYouTubeにおける検索結果を駆使したもののようです。


今日、YouTubeはリダイレクト手法によって効果が証明された機能をリリースします。(リダイレクト手法とは)ユーザーがYouTube上で特定のキーワードを検索した時、暴力的な過激派のリクルート手法を反証するビデオのプレイリストを表示するというものです。

過激派に参加してしまうリスクを抱える人々。彼らの考えを変えるためのリソースやコンテンツをさらに多く提供する、そんな私たちの取り組みの一環としてリダイレクト手法の早期導入が行なわれています。今後数週間に渡って、次のステップに従い、これを構築していきたいと考えています。

・英語以外の他言語の検索にもこの機能を拡大することで幅広い成果を狙う

・マシーンラーニングを活用し対象となる検索ワードをダイナミックにアップデートする

・人々が過激派に染まってしまう段階の様々なポイントに有効な、過激派のメッセージに対抗するビデオコンテンツを制作する。これに専門家のNGOと協力して取り組む。

・Jigsaw(アルファベットのセキュリティ関連プロジェクト)と協働し、リダイレクト手法をヨーロッパでも展開する。


ISISがアクション映画のように制作されたビデオを使って世界中の若者をリクルートしていることはよく話題にあがります。そうやって魅力的なストーリーに引き寄せられる若者たちを止めるためには、そういった動画を検索する段階で説得するのは非常に効果があるように思われますね。

テロリズムに対抗するためのリサーチや、ジャーナリズムを目的としたリサーチの邪魔になってしまうのではないか、という声も上がっているようですが、そういった懸念も技術の向上で解消されていくのでしょうか。

Image:Michal Ludwiczak / Shutterstock.com
Source: YouTube Official Blog via TNW

(塚本 紺)