◇米女子ゴルフツアー 全英リコー女子オープン第1日(2017年8月3日 英国セントアンドリュース キングズバーンズ・リンクス=6697ヤード、パー72)

 メジャー第4戦が開幕し、今季限りで引退する宮里藍(32=サントリー)は2バーディー、2ボギーの72で回った。日本勢は7人が出場し、西山ゆかり(35=アマダホールディングス)と上原彩子(33=モスバーガー)が2アンダーの70で日本人トップとなっている。

 青空が顔を出す穏やかな空の下で、宮里が巧みなショットを披露した。8番パー5で左ラフからの第3打。ピンは2段グリーンの上段に位置していたが、その傾斜で球の勢いを殺し、30センチに寄せる技ありのバーディー。ギャラリーから感嘆の声が漏れた。後半の12番パー3でボギーを叩いたが、13番で第2打を1メートルに付けてバーディー。その後はパーを並べてイーブンパーで第1ラウンドを終えた。

 「絶好の天気で全体的にスコアが出ると思っていたので、もう少しバーディーを取りたかった。ティーショットは1ホールしか(フェアウエーを)外していないので内容は悪くないし、評価できる」。好調を維持するショットには手応えをつかんでいたが、パットには不満顔。「(グリーンが)めちゃめちゃ重かった。見た目には重く見えないのでギャップがある」とグリーン上のタッチには苦戦した。

 開幕2日前の1日にプロアマ戦を見守っていたコーチの父・優さん(71)が体調不良で病院に搬送され、そのまま検査入院。母・豊子さん(66)も付き添っている。だが、深刻な状態ではないため、宮里は出場を決断した。「私自身も病院にいてもらった方が安心してプレーできる」と前向きに話していたが、心配を抱えた中でのティーオフだった。

 ミシェル・ウィー(米国)が64をマークするなど上位はスコアを伸ばしているが、14年連続出場の宮里も過去4度トップ10入りするなど、今大会は得意としている。第2日に向けて「やるべきことは一つ。できることを一つ一つやるしかない。もちろん優勝を目指してやっている。それしかない」と力を込めた。