母乳入りのブラウニーを子供らに提供した母に批判殺到(画像は『Sanctimommy 2017年7月18日付Facebook「I shall forever remember today as the day I stopped supporting bake sales.」』のスクリーンショット)

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「牛乳を買いに行く暇がなかった」という理由で、自分の母乳をブラウニー作りに使用し学校のバザーに持って行ったという母親。オンライン上でこの母親に批判が殺到している。『news.co.au』や『The Independent』『The Sun』など複数メディアが伝えている。

ある母親が学校のベイクセールに母乳入りのブラウニーを作り提供したことで、オンラインで論争が起こっている。

この母親(名前は明かされていない)がブラウニーを作る際、自らの母乳を使用したことを他の母親らが知り嫌悪感をむき出しにした。このことを母親は自身のFacebookアカウントにこのように綴った。

「店に牛乳を買いに行く暇がなく、自分の母乳を使ってブラウニーを作って学校のベイクセールに持って行ったの。少量だったし、母乳は栄養価値が高いからたいしたことはないと思ってやったことなんだけど、他の母親たちが私が母乳を使ったことを大げさに吹聴したの。どうしたらいいかわからない。何かアドバイスはある?」

この投稿は、7月18日に「Sanctimommy」でシェアされた。母親の身元がわからないよう一部加工し匿名で投稿されたのだが大反響となり、他の母親らからこのような批判が相次いだ。

「ちょっと、信じられない。それって犯罪レベルじゃないの!」
「血液や精液、母乳なんていうのは他人に提供する前にちゃんと検査されるもの! 母乳バンクのミルクだって、検査されてから別のママや赤ちゃんに渡されるんだから。」
「あなたの子じゃない子供たちに、あなたの体内から搾取された液体を入れてケーキを焼くなんて…サイコのすることだわ。」
「“栄養価値”なんていう言葉を使うなら、ケールとココナッツオイルでスムージーでも作れば良かったじゃないの。この投稿を見て呆れたわ。」
「それって“レモネードを作ろうと思ったけど、水がなくて店に行く暇がなかったから自分の尿を代わりに使った”っていうのと同じじゃない!」
「牛乳がなかったのならブラウニーを作らなきゃいいのよ!」

また、ある母親は「そもそもブラウニーを作るのに牛乳なんて要らないのでは?」と疑問を投げかけた。こうした批判が起こるのは無理もない。アメリカ食品医薬品局(FDA)によると、「他人の母乳を自分の子供に与える時には、健康と安全上のリスクを考慮すべき」とある。他人の母乳にはHIVなどのウイルスや違法ドラッグなどの化学汚染物質が含まれている可能性があるため「他人から提供されたり、ネット上で購入した未検査の母乳を赤ちゃんに与えるべきではない」とアドバイスしている。

「がんや慢性疾患、アスリートの体力向上や勃起不全の改善に母乳は効く」と主張する者がいる一方で、2015年に出版された『The Royal Society of Medicine』では「成人が母乳を口にしても何の効用もない」とこれを真っ向から否定している。著者のひとり、ロンドン大学クィーン・メアリー校のサラ・スティール医師は「栄養的に、牛乳などのミルクと比べて母乳はタンパク質が少なく、母乳を飲むと病気が改善されるというのは科学的に何の根拠もなくプラシーボ効果でしかない」と述べている。

しかしブラウニーに母乳を入れるなどということが実際にあるのだろうか。テックインサイトは本件の真偽について「Sanctimommy」に取材を申し込んだが、現時点で回答はない。

この論争を知った人からは「うわ、最悪。自分勝手な母親ね」「みんなが怒るのわかる。消毒されていない母乳なんて使っていいわけないじゃないの。子供たちが感染症になったらどうするのよ」「我が子だけじゃなく大人の自分でも、他人の母乳なんて口にしたくない」「無責任すぎる」といった批判の声が相次いでいる。

画像は『Sanctimommy 2017年7月18日付Facebook「I shall forever remember today as the day I stopped supporting bake sales.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)