片づいている人の家は、ずっと片づいているものなのでしょうか? 家族が増えたり、仕事などの理由で生活スタイルが変わると、すっきりとした暮らしが続けられなくなるというのはよくある話。真実を検証すべく、ESSE編集部では、2010年に編集部で主催した「収納インテリアグランプリ」の準グランプリ賞受賞者・仁藤美樹さんのお宅を再び訪れてみました。はたして結果は?築30年以上の日本家屋を、DIYでおしゃれな家に

DIYテクをきわめて、木工教室を開催するほどの腕前になった仁藤さんの住まいは、築34年の日本家屋。板張りされたアクセント壁やお手製のカウンターコーナーがあって、室内にはほどよいモダンなテイストも。壁にはディスプレーがあったりと「本当に日本家屋?」と思うほど、おしゃれな空間にまとまっています。

歳月を重ねた日本家屋に合わせて、家具をつくったりペイントしたり。DIYの腕前を生かしたレトロな雰囲気の演出にこだわっている仁藤さん。

「好みに合うテイストやサイズにできるのがDIYの魅力。生活の変化で、ものの量や種類が変わっても、柔軟に対応できます。これからも子どもの成長や好みに合わせて家具をつくり替え、インテリアを楽しんでいきたいですね」

初めての取材当時に比べ、子どもたちはますます元気に。仁藤さん自身も忙しい毎日を過ごしていますが、住まいはそのころから変わることなくすっきりな空間をキープしています。
そんな仁藤さんの、「お部屋のすっきり」が続くアイデアをいくつかご紹介しましょう。●リビングダイニングはナチュラルな色味で統一


白い壁と木の雰囲気を基調とした、温かみのあるリビングダイニング。「家具は、築34年の日本家屋に合う、ナチュラルなものを置くようにしています」と仁藤さん。こまごまとした収納も、色や質感を統一していました。●色がうるさい教科書はグレーのボックスにまとめて


勉強をダイニングスペースでやるという子どもたち。カラフルな教科書は、どうしても部屋の雰囲気にはなじまないもの。出しっぱなしにしていては、散らかり感が否めません。そこで、主張のないグレーのファイルボックスへ入れて、見えないように。教科書の居場所をつくることで、テーブルに置きっぱなしを防ぐことにも。「放り込むだけで、息子も自分で整理できますよ」。●リビングの散らかりを防止する“とりあえずボックス”


勉強机の下に置いたバンカーズボックスを、雑誌や子どもがつくりかけの工作を入れる「とりあえず」ボックスに。「シンプルなデザインで、部屋のインテリアをじゃましません」。●レトロな風合いの木材で勉強机をDIY


レトロな部屋のテイストに合う焦げ茶の古い木材で、勉強机をDIY。家具を置くとどうしても悪目立ちするものですが、使っている色や材質のおかげで、存在が自然に部屋に溶け込みます。「家事をしながらでも子どもの勉強を見てあげられるのがいいですね。会話も自然にはずみます」。●外出時の持ち物は1か所に収納して忘れ物を防止


外出時の持ち物は1か所に収納して忘れ物を防止無印良品の小物入れには、腕時計や充電器、イヤホンなど外出時の持ち物をまとめ、スムーズに身支度できるように工夫。じつはこの場所、玄関に向かう動線上にあって、動きにムダがでません。「1か所にまとめることで、忘れ物もなくなりました」。●ばんそうこうはおしゃれなブリキのケースにイン


ブリキのケースに、ばんそうこうをイン。「子どもがよく転んでケガをするので、ばんそうこうは必需品」。医療用のガーゼ入れだったものを使って、おしゃれに保管しています。●延長コードはカゴに入れて目隠し


棚の裏にあるコンセントからのびた延長コードは、カゴに入れて、キッチンカウンターの上に。「コンセントの抜き差しのたびにかがまなくてすむし、ごちゃつき感も出ません」。●リビングの飾り棚には厳選した雑貨をディスプレー


飾りは少なめに!子どもの成長とともに家にものが増えたので、自分の趣味の雑貨は数を減らしたそう。「今は雑貨を飾るコーナーはここだけに。季節に合わせて置く雑貨を変えています」。●DIYで配線収納を「カーテン」→「木製扉」に変更


以前はカーテンで目隠ししていた配線収納。
現在は、扉を開閉できるボックス型にリニューアル。「扉をつけたことで、ホコリの付着も防止できるようになりました」。洗面所もDIYでナチュラルなトーンに

●ネックレスは鏡の横に引っかけてスタンバイ


もともとあった鏡には、DIYで木の枠をつけて、やわらかい雰囲気に。「横にクギを打ってネックレスを引っかけ、鏡で洋服とのバランスを見ながら選べるようにしました」。●パジャマの一時置き場は出し入れしやすいカゴに


洗面所に面した廊下の壁の収納には、パジャマや下着、タオルなどお風呂上がりに必要なものをイン。「入浴後すぐに着替えられるのでスムーズ。日用品のストックなどが急に増えてもしまえるように、あきボックスを用意しています」。カゴを置いて、何度か着るパジャマの一時置き場に。


「わが家はクローゼットが2階。お風呂上がりにすぐ着替えられるよう、パジャマと下着だけはここに置いています」。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>