【詳細】他の写真はこちら

いきなり新幹線並みの速度を叩き出してきました!

減圧されたチューブの中で、電磁誘導によって浮上した乗り物を時速1200kmで走行させるという『ハイパーループ』。今年に入ってからはテストコース「DevLoop」がラスベガス郊外に完成したり、実物大のテスト車両『XP-1』が公開されたりと、夢物語かと思われていた計画が着々と形になりつつあります。そしてついに2017年7月29日、なんと『XP-1』による時速310kmでの走行に成功! 偉業達成へ向けて、また一歩前進です。

実用化が見えてきた走行性能





『ハイパーループ』の計画を簡単におさらいすると、トンネル状の路線は「チューブ」、その中を走行する車両は「ポッド」と呼ばれ、減圧されたチューブ内をポッドが浮上しつつ高速で走行するというもの。これまでも大学生チームなどによる自作「ポッド」のコンペティションや、車台やテストコースの開発および走行テストが地道に行われてきました。

そうした経緯を経て2017年7月に公開されたのが、全長約8.7×高さ2.7メートルの実物大ポッド『XP-1』。「フェーズ2」と名付けられた今回のテストでは時速310kmの最高速度を達成しただけでなく、その走行距離も437メートルと大幅に延長。このうち車両の加速に使われた区間は300メートルだったそうです。

この結果を受け、開発会社のハイパーループ・ワンは「加速距離を2000メートル追加すれば、時速1100kmでの走行も可能だろう」と強気のコメントを発表しました。

システムの実用化に向けて前進する『ハイパーループ』。元々路線を敷設する計画だったロサンゼルス〜サンフランシスコ間やアラブ首長国連邦だけでなく、もしかしたらインド、ヨーロッパ、さらにはアメリカ全土にまで路線が展開される日が、刻一刻と近づいているような気がしますよ!

文/塚本直樹

関連サイト



『ハイパーループ』公式ブログ(英語)