スズキ、エンジン供給元FCAが対応=ディーゼル排ガス不正疑惑で

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[東京 3日 ロイター] - スズキ<7269.T>の長尾正彦常務役員は3日の決算会見で、欧州で販売したディーゼル車に排ガス規制逃れの疑いがあるとしてオランダ当局が調査している問題について、エンジンの供給元であるフィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)<FCHA.MI>に「一義的には対応してもらいたい」と述べた。

長尾常務は、FCAが「基本的にはしかるべき対応をすると聞いている」と語り、「まだ情報収集しており、FCAと連絡・意見交換している段階。もう少し様子を見たい」と説明した。

オランダ検察当局は7月10日、排ガス規制を逃れるため車両に違法なソフトウエアを搭載していた疑いがあるとして調査することを表明。調査対象はFCAの「ジープ・グランドチェロキー」とスズキの「ビターラ」(日本名:エスクード)の2車種のディーゼル車。オランダ陸運当局が実施した路上試験で同2車種の排ガスから検出された有害物質が許容水準を超えたことを受け、調査に入っている。

スズキは欧州向けのビターラをハンガリー工場で生産。ビターラの2017年3月期の欧州販売実績は約8万7000台で、このうちディーゼル車は1万9000台だった。また、同期の欧州販売(24万5000台)におけるディーゼル車の比率は約1割(約2万5000台)で、ディーゼルエンジンはすべてFCAから供給を受けているという。

*内容を追加しました。

(白木真紀)