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シャープは8月2日、コードレス式クリーナーの「RACTIVE Air」シリーズの新製品4機種について、記者向け発表会を行い、新製品をお披露目した。

RACTIVE Airは、2016年秋にスティック型のコードレスクリーナーを初めて発売。「ドライカーボン」と呼ばれる航空機やレーシング車両にも使われている軽量素材をパイプ管部分に採用。軽量なため、気軽にサッと使える機動力の高い掃除機として人気を呼んだ。

今回発表されたのは、キャニスター型ながらバッテリー駆動のコードレス式を採用した掃除機。スティックタイプと同様に、軽量さと身体への負担を軽減した使いやすさを追求し、シリーズのラインナップ拡充が図られた。

4つの新製品はいずれもキャニスター型だが、サイクロン式と紙パック式の2つを用意する。サイクロン式が「EC-AS700」と「EC-AS500」の2機種で、紙パック式が「EC-AP700」と「EC-AP500」の2機種。そのうち、「EC-AS700」と「EC-AP700」がプレミアムモデルという位置付けとなる。

重量はいずれのタイプも本体が1.8kgで、ホース、パイプ、ヘッドといった手元側が1.1kg。総重量は2.9kgとなり、ブラシタイプのキャニスター型掃除機においては世界最軽量を実現したとのこと。シャープが2013年に発売したコードレスタイプのキャニスター掃除機と比較しても、本体は約49%、手元側は約22%軽量化されている。

このような圧倒的な軽さを実現できたのは、パイプ管のドライカーボンの採用だけでなく、内蔵する部品も小型軽量化したためだ。例えばメインモーターは約650gから約300gに、バッテリーは約840gから約340gに、電子回路は約120gから約17gにと、大幅に減量している。

一方、吸引力に関しては、同社のコード式サイクロン掃除機と同等の性能を持つという。バッテリーは、既発売のシャープ製コードレスクリーナーと互換性のあるセパレート式のリチウムイオンバッテリーを採用。本体からの着脱が可能で、専用の充電器で約80分充電すると、強モードで約8分、弱モードで約30分、自動エコモードで約20分の連続運転ができる。

サイクロン式と紙パック式のそれぞれの特長だが、遠心分離方式のサイクロン式は吸引力を維持しやすい。対する紙パック式は、マスクなどにも使われている高密度の不織紙を使った、抗菌・5層の紙パックを採用。使い捨てなのでゴミ捨てが簡便、さらに捕集したゴミを周囲に撒き散らさないという衛生面のメリットがある。

いずれのモデルも「はたきノズル」「2段伸縮すき間ノズル」「便利ブラシ」の3点が付属し、プレミアムモデルの2機種はさらに「布団パワーヘッド」と「ジョイントパイプ」が同梱される。バッテリーの数も異なり、通常モデルは1個、プレミアムモデルは2個付属する。

シャープは新製品の発売に先駆け、兵庫県立工業技術センターの協力のもと、30〜60代の女性12人を被験者として、掃除機の使いやすさに関する評価検証を実施。新製品のほか、同社のコード式キャニスター掃除機、コードレススティッククリーナーの3機種を被験者に使ってもらい、使用中の筋電測定やモーションキャプチャなどを比較した。その結果、新製品はコード式キャニスターよりも約10%、コードレススティッククリーナーよりも約20%も腕への負担が軽いことが示されたという。

一方、約80cmの高さからホース、パイプ、ヘッドをぶら下げた場合にかかる荷重の計測結果は新製品は約400g。これに対し、コード式キャニスターは約650g、コードレススティッククリーナーは約1,820gと、掃除中に手元にかかる実感重量は新製品が圧倒的に軽いことがわかった。

2016年に発売されたスティック型のRACTIVE Airは圧倒的な軽さで注目を浴びたものの、シャープが独自に行った調査では、次に買いたい掃除機として49.6%がキャニスタータイプを挙げ、依然根強い人気を示した。その一方で、キャニスター型は「電源プラグの抜き差しがめんどう」「コードが絡まって邪魔」「本体が重い」といった不満の声も多く、今回キャニスタータイプながら「軽量」「コードレス」「高い吸引能力」を併せ持った製品を開発したと明かされた。