夏の風物詩のひとつ、日本テレビ系『24時間テレビ』の 100kmマラソン。この企画の走者が、本人にも知らせず当日に発表されることが報告され、物議をかもしている。

 この企画はかなりつらいようで、2006年にランナーを務めたアンガールズの田中卓志が、7月26日放送の『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)にて、当時の様子をこう語っていた。
 

「あれはキツかった。今までの芸能史上で一番キツかった。人生の中でも、一番くらいしんどかったです。単純に、24時間起きて座っとくだけでもキツイじゃないですか。

(事前番組があるため)実際は、36時間くらい起きてなきゃいけない。それで、炎天下でずっと走るって。もう、本当に何も考えてない時間とかあって。ただただ走るっていう」

 また、体力や心肺機能に関する疲労感よりも、足の痛みがひどかったという。

「恐ろしいことに、足って曲がらなくなるんです。信号待ちのときに、『曲がらなくなるから、屈伸してください』って言われるんですよ。ぐーって、5秒くらいかけてゆっくりしないと、もうヒザが何も動かない。で、ゆっくりまたグーッと伸ばす。だからもう、それくらい限界まで追い込んで」

 少しだけ休憩時間があっても、まったく体が休まらない。

「夜中に30〜40分だけテントの中で休めるんですよ。それも、寝れないんですよね。痛いし。体も興奮して。『ちょっと、寝よう』って思っても、寝られないままスタートして。『ヤバイ、寝られなかったけど、大丈夫かな』って」

 こんな状況が続き、ついには幻覚を見てしまったとか。

「ぼーっと夜中に走ってたら、足元にふっとなんか、いくらの粒がひとつ落ちてて。『あれ? いま、いくらだったかな?』って思ったのを覚えてる。

 そんなしょうもないことを。何も考えてないから、『あれ?今、いくらが落ちてたかな?』っていうのが、ゴールしたあとに覚えてることくらい」

 これほどまでに厳しい体験を、当日まで知らされずに臨むのは酷なことだが、はたして今年は誰が走ることになるのか。