高層マンションを突き抜けて走る重慶市のモノレール(画像は『NDTV 2017年8月1日付「Train That Passes Through High-Rise Comes To Halt For The Weirdest Reason」(YouTube by People's Daily, China)』のスクリーンショット)

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今年3月、テックインサイトでは中国の重慶市に“トンネル状の穴”が開いている高層マンションについてお伝えしていた。そこを通るのはなんとモノレール。しかしその運転手にはほかの路線では経験することのない苦労があるようだ。動画でも紹介され、人々の苦笑を誘っている。

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さすがは「世界トップの空中回廊展望台」を誕生させた都市である。中国・重慶市の高層マンション街にモノレールの線路が建設されたのは2004年のことで、渝中区、九竜坡区、大渡口区を通るこの2号線では、モノレールが19階建てマンションの6〜8階部分を突き抜けるように走る。マンション内には駅が設置されているが騒音対策もばっちりで、雨に濡れることなく通勤通学ができることからマンションの価格は高いそうだ。

ところが先月28日、その2号線において線路に異変を感知したことからモノレールが急停止し、運行再開まで1時間を要したという。原因はアパート高層階のバルコニーから落下した毛布。運転手はモノレールの車体を思い切りそこに近づけると、長い棒を手に身を乗り出し毛布に引っ掛け、線路から払い落とした。天気が良いとそのマンションの住民がバルコニーに毛布や布団を干すことがあるという。

「“無理”という言葉はない」とでも言わんばかりに強気な中国のインフラ整備。彼らはまさかと思うような場所に何かを作ってしまおうとする。杭州市では2015年、地権者1名の同意を得られないなか高速道路が建設され、急カーブが続く危険な蹄鉄型の路線となってしまった。また2016年秋には「万里の長城」八達嶺長城の102メートル直下に新幹線の駅を建設する計画があることを発表していた。

画像は『NDTV 2017年8月1日付「Train That Passes Through High-Rise Comes To Halt For The Weirdest Reason」(YouTube by People's Daily, China)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)