中国南西部の四川省の臥龍で、野生のジャイアントパンダと交配した飼育個体から生まれた赤ちゃん(2017年7月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国南西部の四川(Sichuan)省で7月31日早朝、野生のジャイアントパンダと交配した飼育パンダが赤ちゃんを出産した。野生個体との交配を経た出産は世界初。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。

 出産したのは15歳の雌パンダ「カオカオ(Cao Cao)」。新華社がジャイアントパンダ保護研究センター(CCRCGP)の話として伝えたところによると、飼育パンダの健康状態の向上や遺伝的多様性の確保を目的として、野生のパンダと交配させる取り組みが行われており、今回の出産はその成果が出た形という。

 新華社によると、世界で飼育されているパンダは471頭にとどまり、近親交配の危険性があるという。

 2歳から飼育下にある「カオカオ」は、3月に位置情報の確認装置や記録装置を首に着けられて自然環境に放たれた。同月11日には発情しているのが分かり、23日に野生の雄パンダと1分半にわたり交尾していた。

 中国南西部の3省に生息する野生のパンダは2000頭に満たないとみられている。
【翻訳編集】AFPBB News