トリンプ『プレミアムフライデーブラ』(写真: トリンプの発表資料より)

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 昨年12月に閣議決定され今年2月から経産省と経団連の肝煎りではじまった「プレミアムフライデー(プレ金)」。狙いは消費喚起にある。

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 効果のほどはどうか。みずほ総合研究所は7月27日、2-5月のプレ金と前年同期のプレ金の消費支出を算出した。結果は「2月:26・6%増、3月:13・9%減、4月:5・0%増、5月:12・2%増」。だが、但し書きがつけられた。「大きく伸びた月の主たる要因は、自動車購入増など。外食や旅行には目立った動きはなかった。企業が早期退社を呼び掛けても、実現できていない。社員のワークシェアリングを通じて仕事が回る仕組みを作りなどが必要だ」と現状では効果に懐疑的。

 ただ野村証券ではプレ金に合わせ午後の半日有給休暇を促したところ、半日有給休暇の取得が前年同期に比べ、約4倍に増えたという。

 プレ金の有効活用には、さらに一工夫も二工夫も必要ということのようだ。そうすればブラージャーメーカー:トリンプの祈りも通じるか!?

 トリンプはプレ金開始に合わせ「祈りを込めて」(会社側)「プレミアムフライデー ブラジャー」(非売品)を開発し世に発信した。カップの部分は「がまぐち」型。午後3時になるとアラームがなるという代物。

 トリンプでは実は女性が期待したい「時流」「出来事」が生まれると、それを反映するような非売品ブラを発信し効果を祈念している。例えば昨年11月には女性初の東京都知事誕生に合わせ、特殊シリコンと柔らかな和紙を組み合わせた「ブラのカップは崩れることのない天井」をイメージした「黄金色ブラ」を発信している。また昨年5月には「輝き女子ブラ」を送り出した。光に照らされると鮮やかに色が変わるビーズや1カラットのダイヤモンドをあしらったブラである。「女性がより一層、社会で輝けるようにという思いを込めて作った」(同)という。「女性活躍推進法」の施行に合わせた施策だった。

 企業としての話題作り・宣伝、というのは簡単。がそこにはメーカーとしての社会に対するメッセージが託されていることも事実である。