A・マドリー、リヴァプールから奪った先制点が「お手本」のように美しかった

写真拡大 (全4枚)

アリアンツ・アレーナで行われた大会、アウディ・カップ。

バイエルン、ナポリ、アトレティコ・マドリー、リヴァプールといった強豪4チームが出場し、トーナメント方式で2試合ずつを戦った。

2日(水)、準決勝を勝ち抜いたアトレティコ・マドリーとリヴァプールによる決勝戦が開催に。

アトレティコがあげた先制点は、まるでお手本のような美しい崩しから生まれた。

33分、右サイドに張っていたアンヘル・コレアが中央へとカットイン。ペナルティラインと平行のドリブルで、相手DFを引きつける。

リヴァプールの左サイドを守っていたラグナル・クラヴァンは中へと引っ張られ、カバーに入ったジェームズ・ミルナーも中を意識する形に。リヴァプールの左サイドには、ぽっかりとしたスペースができてしまった。

すると、アトレティコはこの隙を逃さなかった。

右サイドを駆け上がっていたシメ・ヴルサリコが若干膨らむ動きを見せ、ここにダイレクトでパスが通る。

すでに中に絞っていたミルナーは、もちろんヴルサリコに付ききれない。静止画で見ると、どれだけリヴァプールの左サイドが手薄になっていたかが分かる。

そして、ヴルサリコもこのボールをトラップすることはしなかった。

ボールを一度止めればミルナーが追いつき、多くの選手が戻ってくると感じたからだ。ロングパスをダイレクトで折り返すと、完全にフリーになっていたコレアがこれに合わせる。シュートはGKに阻まれたものの、ケイディ・バレが頭で合わせこれが先制点になった。

技術力が求められるようなパス回しはなかったが、それでもアトレティコが見せた崩しは実に合理的であり、まるで「お手本」であるかのように美しかった。

なお、試合はこの後ロベルト・フィルミーノのゴールでリヴァプールが1-1に追いつき、PK戦へ。アトレティコが勝利を収め、優勝している。