ブラジルの首都ブラジリアで演説を行うミシェル・テメル大統領(2017年8月2日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ブラジル議会下院は2日、検察当局に収賄罪で訴追されたミシェル・テメル(Michel Temer)大統領を正式に起訴すべきかを問う採決を行い、否決した。ブラジルでは昨年9月にジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)前大統領が国家会計の不正操作問題で弾劾・罷免されたが、テメル氏は当面退陣に追い込まれずに済むことになった。

 起訴が正式に受理されるには下院議員の3分の2の賛成が必要で、3分の1に相当する172人が大統領の支持に回るか投票を棄権すれば、大統領は起訴を免れる状況だった。

 結局、513人中263人が大統領を支持。投票は国営テレビで生中継され、議員が1人ずつ、時に感情もあらわに手短な意見を述べながら行った。

 テメル大統領は「明白で議論の余地のない」勝利だと宣言した。

 中道右派のブラジル民主運動党(PMDB)に所属するテメル大統領は、食肉産業大手の幹部から賄賂を受け取っていた疑いがもたれ、現職の大統領として初めて刑事裁判にかけられる恐れに直面。支持率は極めて低い。
【翻訳編集】AFPBB News