旅の醍醐味のひとつが、その土地ならではのグルメ。

料理はもちろんのこと、おやつだって欠かせません。旅先でおいしいスイーツを見つけたら幸せな気持ちになれるという人も多いことでしょう。

今回ご紹介するのは、東欧の国・ルーマニアの伝統菓子「パパナシ」です。

パパナシは、いわばルーマニア風ドーナツ。小麦粉やチーズ、卵、レモンピールなどを混ぜてこねた生地を油で揚げ、甘酸っぱいソースをかけたらパパナシの完成。

ルーマニアを旅した日本人のあいだでも人気が高く、「日本でも気軽に食べられたらいいのに」という声も聞かれるほどです。

ルーマニア各地で食べられるパパナシですが、もともとはトランシルヴァニア地方の古都・ブラショフ発祥のお菓子。

トランシルヴァニア地方のパパナシは、生地がフワフワで、たとえば首都のブカレストで食べるのとはまったく別物なのだそうです。

トランシルヴァニア地方を旅するなら、ぜひブラショフで本場のパパナシを食べてみたいものです。

今回お邪魔したのが、ブラショフ旧市街の中心地、スファトゥルイ広場からすぐのレプブリチ通りにある「マド・カフェ・レストラン(MADO Cafe Restaurant)」。

スファトゥルイ広場にはほかにも多くのカフェがあるほか、ルーマニアの伝統料理を出すレストランでもパパナシが食べられます。

「MADO Cafe Restaurant」の店内は、落ち着いたレトロな雰囲気。メインストリートの賑わいを感じられるテラス席もあります。

さて、いよいよお目当てのパパナシの登場です。

穴が空いた円盤型のドーナツが2つ仲良く並び、そのうえには小さなボール型のドーナツが。そして、ドーナツの上にはベリー系のジャムとサワークリームをたっぷりかけるのがトランシルヴァニア地方のパパナシの定番です。

ころっとした形がとても可愛らしく、ボリュームも満点。小さな球体形のドーナツはカリッとした食感、円盤形のドーナツはより柔らかく、モチッ、フワッとした食感が楽しめます。ソースをかけた部分はだんだんしっとりとしてくるので、最初と食べ終わる頃では異なる食感に。

ドーナツ自体には甘さはほとんどなく、付けて食べるソースの量で甘さを調整します。サワークリームといっても酸味は少なくまろやかかで、あっさりとした生クリームのよう。

海外のドーナツというと、甘くてしつこいというイメージがあるかもしれませんが、ルーマニアのパパナシはその食感と甘酸っぱいソースが決め手で、甘みは強くありません。まだ温もりの残る揚げたてのパパナシの味わいは格別ですよ。

ルーマニアでパパナシを食べれば、その可愛らしい見た目と素朴なおいしさに、きっと笑顔になれるはずです。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 マド・カフェ・レストラン(Mado Cafe Restaurant)
電話 +4 0268 475 385
住所 Strada Republicii 10, Brașov
公式HP http://madobrasov.ro/en/home/