プロ向けのデジタルシネマカメラメーカーのRed Digital Cinema Camera Company(Red)が、世界初の「ホログラフィックディスプレイ」搭載スマートフォン「Hydrogen」を突如として発表しましたが、これまでに明かされたのはレンダリング画像1枚のみ。コアなカメラファンを中心にヤキモキする人が多い中で、「最終デザインがどのようになるのか?」と「Redならではのカメラハウジングシステム」を明らかにするムービーが公開されました。

RED Hydrogen Prototype Hands-On! - YouTube

「RedのスマートフォンHydorgenに触ってきたぜ」と話し始めたのはスマートフォン関連ムービーで人気のYouTuber「MKBHD(Marques Brownlee)」氏。Redのホログラフィックスマートフォン「Hydrogen」やカメラシステムのプロトタイプ(試作機)に触れる機会を得たとのこと。



世界初の「ホログラフィックディスプレイ搭載」をうたうHydrogenに関する情報は、レンダリング画像の公開にとどまっていました。しかし、あのシネマカメラメーカーのRedが出すということ&1200ドル(約13万3000円)という価格から、いやが上にも期待が高まっているもの事実です。

世界初のホログラフィックディスプレイ搭載スマホ「Hydrogen One」 - GIGAZINE



MKBHD氏がムービーで見せるのは、Hydrogen実機の最終デザインのプロトタイプ(モック)、ホログラフィックディスプレイのテスト機、さらにもう一つの試作機だとのこと。



まずはHydrogenの最終デザインと実機と同じ素材で作られたプロトタイプ。側面のエッジにはグリップ性を高めるためにギザギザがついています。



ディスプレイサイズは5.5インチ。



背面はカーボン素材とメタル素材を組み合わせており、Redロゴには宝石のようなクリスタルがあしらわれているとのこと。



Hydrogenはかなり大きなスマートフォンです。ともに5.5インチサイズのディスプレイをもつiPhone 7 PlusやOnePlus 5と並べてみても、Hydrogenの大きさは一回り上。



ジーンズのフロントポケットにはギリギリ入るサイズのようです。



特徴的なのが縦に並んだリアのデュアルカメラ。



右側面のフラットな電源ボタンには、ソニー製スマートフォンと同じく指紋認証機能が搭載されます。



左側面にはボリュームボタン。



画像の下に赤いマークのついたボタンが、ムービーや静止画の撮影ボタンです。



底面にはType-CのUSBポートとイヤホンジャック。



Redロゴの左右にはスピーカーとマイク。



上下のベゼルにスピーカーを搭載したデュアルスピーカー仕様になっています。



背面下にある端子は「Moto Z² Force」と同様に、カメラ用のハウジングなどを追加するための拡張用端子だとのこと。あくまで外観用のモックですが、最終デザインということで、かなり洗練されたものになっています。



二つ目はホログラフィックディスプレイの実機。ただし、スマートフォン本体に組み込まれたものではなく、開発段階にあるテスト機で、実物をムービーでは公開できないとのこと。そこで、顔の表情から出来栄えを判断して欲しいとMKBHD氏は述べています。



ディスプレイのテスト機を手にしたMKBHD氏。



「4D」と表現する2D映像から深みのある3D映像を生み出すホログラフィックディスプレイを確認して、思わず笑みがこぼれます。



ディスプレイの端には映像のよじれや光のにじみなどが見られたそうですが、あくまで開発中なので仕方がないだろうとのこと。しかし、その出来栄えは感心させられるレベルであり、2018年の発売までにどこまで洗練されるのかMKBHD氏は期待を覚えているようです。



ワイヤレス充電や防水機能はないかもしれないけれど、ユニークなデザインと高い質感と1200ドル(約13万3000円)という価格から、一部のユーザーを強烈に惹きつける可能性を持っているとMKBHD氏はHydrogenを評価しています。



Redのジム氏によると、Hydrogenのカメラ性能はミラーレスカメラやデジタル一眼の画質をしのぎ得るもので、品質について言えばRedのシネマカメラを上回っているとのこと。



「ポケットにシネマカメラを持ち歩きたい」というコアなユーザーにとって、Redが作るHydrogenはその願望を満たしてくれる可能性がありそうです。



そして、最後はムービー冒頭に話した「もう一つの試作機」について。



それがコレ。Hydrogenを完璧なデジタルカメラにするハウジング。



厚みは約2倍になる模様。両端に「C-2」「C-3」という物理ボタンが確認できます。



撮影用ボタンは大きめのサイズに変更済み。「C-1」や「+-」ボタンには、どのような機能が割り当てられるのでしょうか。



「RED DIGITAL CINEMA」という文字が書かれたダイヤル式のレンズユニットが目を引きます。なお、拡張用の端子も確認できるので、さらにハウジングを取り付けてパワーアップさせられる模様。



すでに存在が明らかになっていた、Redが特許出願中のカメラ・ハウジングシステムも、オプションで提供される可能性がありそうです。

世界初のホログラフィックスマホ「Hydrogen One」をデジタルシネマカメラに変える驚愕のハウジングシステムをRedが特許出願中 - GIGAZINE



MKBHD氏によると、30日から45日以内にRedはHydrogenについて新しい試作機を公開する予定だとのこと。Hydrogenは2018年Q1(1月から3月)に発売される予定です。