ソニーとIBMが1平方インチあたり201GBの容量を持つ新しい磁気テープシステムを開発しました。理論容量は手のひらサイズの単一のカートリッジで330TBとなり、既存のSSDやHDDより大容量の記録メディアを実現しています。

201 Gb/in² Recording Areal Density on Sputtered Magnetic Tape - IEEE Xplore Document

http://ieeexplore.ieee.org/document/7984852/

Sony Global - Sony Develops Magnetic Tape Storage Technology with the Industry's Highest*1 Recording Areal Density of 201 Gb/in2

https://www.sony.net/SonyInfo/News/Press/201708/17-070E/index.html

IBM and Sony cram up to 330 terabytes into tiny tape cartridge | Ars Technica UK

https://arstechnica.co.uk/information-technology/2017/08/ibm-and-sony-cram-up-to-330tb-into-tiny-tape-cartridge/

IBMはこれまでにテープ型メディアの開発を60年以上にわたって続けており、2015年時点で220TBの容量を持つ磁気テープカートリッジを開発しています。IBMは新たに高度なサーボ制御技術、革新的な信号処理アルゴリズムを備えた書き込み/読み取りヘッドを開発し、さらにソニーが従来のBarium Ferrite(バリウム・フェライト)の代わりに「Sputter Deposition(スパッタたい積)」を用いた磁気テープを開発したことにより、磁気テープシステムの大容量化に成功したわけです。



記事執筆時点の記録メディアではSeagateの60TB SSD、および16TB HDDがそれぞれ世界最大の容量となっていますが、SonyとIBMによる磁気テープメディアは、これらの記録メディアよりコンパクトで、世界最大の容量を実現しています。



なお、実売時の価格や時期などの詳細は不明です。