ベネズエラの首都カラカスで、ニコラス・マドゥロ大統領に抗議する人々(2017年7月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ベネズエラで先月末に行われた制憲議会選挙について、投票技術を提供した英企業スマートマティック(Smartmatic)は2日、選挙管理当局による公式発表で投票者数が水増しされていたことを明らかにした。間もなく発足する制憲議会の正当性に対する疑念がさらに深まっている。

 危機に陥っているベネズエラでの憲法改定を目的とした制憲議会選は、数か月におよぶ街頭デモと国際社会からの批判にもかかわらず実施された。制憲議会は野党が支配する国会を超える権限を持ち、発足初日の3日からは国会に代わる立法機関となる。

 スマートマティック社はロンドン(London)で開いた記者会見で、選挙の公式結果は投票率を実際より多く見せるために「改ざんされた」と説明。同社のアントニオ・ムヒカ(Antonio Mugica)最高経営責任者(CEO)は「われわれの推定では、実際の投票数と当局発表との間に少なくとも100万票の違いがある」と述べた。

 親ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)政権派のベネズエラ選挙管理当局の発表では、全有権者2000万人の40%に相当する800万人以上が投票したとされていた。だが選挙委員5人のうち唯一の野党代表は2日、不正行為があったと指摘している。

 野党側は、実際の投票者数は350万人前後で、その大半が職を失うことを恐れた政府職員だったとしている。調査会社データナリシス(Datanalisis)の世論調査によると、国民の70%が新制憲議会の招集に反対している。
【翻訳編集】AFPBB News