あるワーママから相談を受けました。

「夫は土日も仕事。自分は土日がお休み。保育園もお休みなので、一人で子供を見なければなりません。仕事は好きだし、夫も家事をやってくれるので文句はないけれど、仲良さそうなパパと子供を見ると「なんで土日に私はワンオペ育児をすることになってしまったんだろう」と涙くんでしまいます。私わがままでしょうか。恵まれていると分かっているので愚痴や文句は誰にも言えません…」


なるほど…ではこの悩みにお答えしましょう。

そのまえにひとつ。

自分の悩みを「贅沢な悩み」とと封印したり「私のわがまま」となかったことにしてしまう人がいます。でも、悩みに「贅沢」も「わがまま」もありません。

客観的に「たいしたことない悩み」に見えるとしても、悩んでいる本人にとって、それがどのくらい大きいかが問題なんです。
さらに悩みというものは「悩んじゃいけない」と押さえつけるほどに脳内で発酵するかのようにふくらんでいく性質がありますから、どんな悩みでも「こんなことに悩んじゃいけないかな」という後ろめたさを感じず、堂々と悩んでいいのだと私は思いますよ。

悩んで、その悩みをどう解決するか考えることで、人は成長していくのですから。

仕事が休みの日も心身が休まらない、休日ワンオペ育児



平日はお仕事、土日は子供の世話、本当に大変だと思います。だって実質休みナシですよ。勘違いしている人が多いので書きますが、子どもの相手は休みではありません。
むしろ仕事以上に、知力、体力、忍耐力や想像力が必要とされます(だからこそ子育て経験は仕事に役立つのですが、それは別の記事に書きます)。

つまり、子育ては仕事以上に疲れる。休日にべったりと子どもの相手で過ごしてしまうと、休養やリフレッシュ、さまざまな調整するという本来の休日の目的は、かなえられないまま忙しい平日に再びなだれ込む、ということです。
こんな年中無休の状態が続けば、精神的にも肉体的にも疲労が溜まって、誰だって疲弊します。ちょっとしたことで落ち込んでしまうほど、心が弱くなってしまっても不思議ではありません。

ではどうするか…対応を考えてみましょう。

休日や朝の時間を調整して家族の時間を作る、たまには一時預かりを利用して自分を休める本当の休日を作る、などの工夫は当然必要だと思います。

さらに、子どもをお客様扱いするのをやめる、ということも私からご提案したいと思います。

子どもを「お客様」扱いするのをやめてみよう



たとえば、手伝ってもらう方が面倒だから子どもにはyoutubeで動画でも見ていてもらうとか、土日は子どもの喜ぶところに連れて行ってあげなきゃと思う、とかいったような…親が子どもを「お客様」として扱う子育てをしていませんか?

子どもをお客様扱いでおもてなしの子育てをしていると、表面上は「いい親」でいられますが、すぐにひずみが出ます。

子どもはいつまでたっても「親にやってもらおう」と考えて自分で何もしなくなるし、親は永遠に子育てから解放されず子育ての負担がどんどん溜まっていきます。

そうならないためにどうしたらいいのか。時間が自由になる休日を「お客様扱いをやめる日」としてはいかがでしょう。

親子で同じ趣味を持つ


これまで「子どもの相手をする」とか「子どもを遊ばせてあげる」という姿勢でいたのならば、「子どもと一緒に何かをする」あるいは「親の好きなことに子どもをつきあわせる」と考え方を変えてみるのです。

たとえば、子どもにあわせるのではなく子供が電車大好きだったら、ママも鉄道を好きになって「鉄分」多めの休日を過ごすというのもいいですね。

休日の家事は子どもに教えながらゆっくりやる


家事と育児の両方が自分一人にかかると思うから辛くなるのです。子供自身にも少しは仕事をしてもらいましょう。

ママにとっては作業でしかない家事も子どもにとっては「体験」であり「学習」にもなります。もちろん自分でやった方が早いのですが、あえてやらせることで、子どものなかに「自分もできる」という自己効力感が育ちます。

そしてさらに「今日は一緒に●●したよ」とパパにもシェアしてあげてくださいね。オペレーションは一人でも、心理的に孤独でなければワンオペ育児は(精神的には)つらくない、と私は思います。

(文・曽田 照子)