これからの時代 貯金をしてはいけない理由

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身近な人に教えられる「お金の常識」はもう古い!
30代以下のみなさん、親から言われてきたお金の常識は、今やまったく役に立たないのはご存じですか?
預金金利が0.001%の現在、一方、親世代や、祖父母の世代は、預金金利がなんと7%もあり、貯金をして家を買っておけば、自然に資産が増やせるような、何ともうらやましい経済成長時代だったのです。
今や、人口も減って、高齢化が進む、経済の成熟期を迎えた日本で、親から教わったお金の常識を信じていると将来必ず後悔します。新しいお金の常識を、お金のプロがセキララに語る連載です。

今の時代、貯金をしても
お金は増えない

 夏休み、田舎に行ったり、祖父母に会ったりして、お小遣いをもらう子どもも多いことでしょう。
そして親から言われる、決まったセリフが「ちゃんとお小遣いを貯金しておきなさいよ」。

 みなさんも小さい頃に言われたり、親であれば子どもに言ったりしているのではないでしょうか? 
 これはこれである意味、とても大事な家庭教育で、今の日本人の貯蓄志向の高さは、こうした子供の時期からの体験にあるのではないかと考えられます。

 実際、日本人がどれだけ貯金好きなのかは、個人金融資産の内訳を見ればはっきり分かります。2017年3月17日に日本銀行が発表した「2016年第4四半期の資金循環統計(速報)」によると、2016年12月末時点の個人金融資産は、総額で1800兆円。これを金融商品別に見ると、その1800兆円の半分以上が、現金預金で占められているのです。

 そして、現金・預金に保険を合わせたらなんと80%を超えています。

 親世代は貯金をしておけば7%で運用ができていた時代でしたので、預金や、預金代わりの保険での運用は正解でした。
 しかし、これからの時代、貯金による資産運用は、非常に不利です。メガバンクの預金利率を見ると、預入期間は1か月物から10年物まで、預入金額は300万円未満から1000万円以上まで、とにかくすべての利率が同じです。2017年5月末時点で、年0.01%です。
 このような状態ですから、当然、10年物の定期預金を組むなんていうのは愚の骨頂です。まして普通預金の利率は年0.001%ですから、これはもう雀の涙です。
 仮に、100万円を1年物定期預金で10年間運用したとしましょう。金利水準は変わらないとします。さて、100万円はいくらになるでしょうか。
 何と、税引前で100万1000円です。したがって、利息はたったの1000円です。

 10年間も運用して、たったの1000円しか増えません。これがマイナス金利時代の現実です。もし時間外に何度もATMで預金を引き出したりしたら、その時点で利息以上のコストを支払うことになり、実質的に預金は元本割れしてしまいます。

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