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 北朝鮮が7月28日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射すると、トランプ大統領と安倍首相は非難の声明などを発表、中でも韓国の文在寅大統領は、従来、配備に慎重姿勢をとってきた米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)について発射台の追加配置を米国と協議するよう軍に命じた。「北朝鮮寄り」「中国重視」との指摘を受けてきた韓国の文政権だが、実は6月末の文大統領の訪米で事態が大きく転換していた。

 韓国政府が説明せず、韓国メディアも沈黙しているが、その時の米韓共同声明には「過去の保守政権も絶対に受け入れなかった」という“隠し文言”が盛り込まれていた。

 悪化していた米韓関係は一気に、修復されたが、これに中国が反発する第二幕が展開されている。北朝鮮の武力挑発が続く中、日米中韓の水面下の外交ゲームも丁々発止が続いている。

米韓共同声明に「隠し文言」
南シナ海領有問題で中国牽制

「過去、9年間の保守政権ですら、受け入れなかった文言が並んでいた」(元韓国政府高官)。6月30日、米トランプ大統領と文大統領のワシントンで行の首脳会談から7時間余り後。発表された共同声明を見て、少なからぬ韓国の元外交官や元高官らが仰天した。さらにこの文言が、約1週間後に控えていた中韓首脳会談を緊迫したものにする。

 共同声明のその文言とは、「両国はアジア太平洋地域での規範を基礎とした秩序を支持する」(United States and the ROK will work together to support and uphold the rules-based order in the Asia-Pacific region)という部分だった。

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