ドイツ・ハンブルクで開催されたG20首脳会議に合わせ会談し、握手する米国のドナルド・トランプ大統領(右)とロシアのウラジーミル・プーチン大統領(2017年7月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日、対ロシア制裁強化法案に署名した。同大統領が国内の圧力に屈した形で、米ロ関係の改善に向けた努力に暗雲が立ち込めている。

 ホワイトハウス(White House)は同法案の廃案あるいは弱体化を試みたものの失敗。トランプ大統領は非公開の場で法案に署名し、同法は成立した。

 トランプ大統領は怒りの声明を発表し、法案署名は不本意だったことを強調。同法には「重大な欠陥がある」と指摘し、大統領がロシアと「交渉」する権限の制限など「憲法違反の条項」が複数含まれていると批判した。

 新たな制裁は、ロシアのエネルギー産業などを対象としたもの。ロシアでのパイプライン開発に関与する企業に対して制裁を科す権限を米政府に付与するほか、ロシアの武器輸出も制限する。さらに、北朝鮮とイランに対する制裁も含まれる。

 また、トランプ大統領が制裁違反に対する懲罰を猶予する権限を制限。共和党が多数を占める議会が、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に好意的な姿勢を見せるトランプ大統領に対し不信感を抱き続けている状況を反映している。
【翻訳編集】AFPBB News