Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、ドナルド・トランプ大統領が先日、「クックCEOがアメリカ国内に3つの大きく美しい工場を作ると約束した」と発言したことについて語りました。ただし、トランプ大統領の発言について直接的な回答は避け、今年の後半に何らかの発表があることを匂わせる発言となっています。

トランプ大統領の「Appleが工場設置を約束」発言について質問

Appleのティム・クックCEOは、現地時間8月1日の四半期決算発表後の質疑応答で、UBS証券のスティーブ・ミルノビッチ氏から、トランプ大統領の「クックCEOが3つの大きくて美しい工場を設置すると約束した」という発言について尋ねられました。
 
トランプ大統領の発言については、同時期にApple最大のサプライヤーであるFoxconnが大規模工場の設置を発表していることから「大統領の勘違いではないか」との指摘も出ていました。

「Appleが雇用を生み出すために何をしているか、お答えします」

クック氏は、「Appleが雇用を生み出すために何をしているか、についてお答えします」と前置きして、Appleがアメリカ国内で約200万人の雇用を生み出しており、それは3つのカテゴリーに分類される、として語りました。
 
1つ目は、200万人の3分の2を占めるアプリ開発関連の仕事であり、Appleが子どもたちにプログラミング学習の機会を提供する取り組みを行っていることを紹介しました。
 
2つ目は、Appleが製品製造のためにアメリカ製品を購入していることを挙げました。昨年だけで、Appleはアメリカ製品を500億ドル(約5.5兆円)購入しており、今後も増やす計画であると語っています。
 
Appleは5月に、アメリカの製造業のために10億ドルの基金を創設し、その出資先第一号としてiPhoneやiPadのスクリーン用強化ガラスを製造しているCorningを選定しています。

今年の後半に重大発表?

3つ目は、Appleが自社で直接雇用している従業員です。「Appleのアメリカでの収益は全体の3分の1にすぎませんが、Apple従業員の3分の2はアメリカを拠点としています」と述べたうえで「今年の後半、お伝えすることがあります」と今後、何らかの発表があることを匂わせる発言をしています。
 
クック氏は、Apple創業の国であるアメリカのために、経済を活性化し、雇用を創出する責任があると述べています。
 
 
Source: MacRumors(1), (2)
(hato)