食品薬物管理署食品組の呉宗熹科長

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(台北 2日 中央社)衛生福利部(衛生省)食品薬物管理署は2日、来年1月1日から、台湾向けに貝類を輸出する業者に、輸出国政府機関が発行する衛生証明書の添付を義務付けると発表した。衛生証明書は、貝類が合法的な海域・区域で成長したことや、合法的な業者が合法的に捕獲したことを証明するもので、貝類の衛生管理を根源から徹底させるのが狙いだという。実施後、証明書の提出がなければ、検査などの届け出が受理されなくなる。

同署食品組の呉宗熹科長によると、貝類は毒素や重金属などの汚染を体内に取り込みやすく、食中毒のリスクは魚やエビよりも高いという。同氏は、近年世界では、まひ性貝毒やノロウイルスを持った貝による食中毒事件が年平均4〜5件報告されている例を挙げ、養殖水域の環境をきちんと把握することが最も大切だとして、今回の措置に至った背景を説明した。

同署の統計によれば、昨年台湾が輸入した貝類は約8496トンで、輸出国・地域は中国大陸が2818トンでトップ、日本の1488トンがこれに続く。以下、フィリピン、インドネシアなど。

(楊明珠)