2日、米アップルのティム・クックCEOはこのほど、同社が仮想プライベートネットワーク(VPN)アプリを中国の「App Store」から削除した問題について回答した。写真は2016年10月、広東省深セン市のアップルストアを訪れたクック氏。

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2017年8月2日、米華字メディアの多維新聞によると、米アップルの最高経営責任者(CEO)であるティム・クック氏はこのほど、同社が仮想プライベートネットワーク(VPN)アプリを中国の「App Store」から削除した問題について回答した。

クックCEOは1日の声明で、「2015年に中国はVPNアプリに関連する規制を強化し、政府のライセンスを取得するよう求めた。今年の初めに中国はその政策を実施するための努力を強めた」とし「これらの新しい規制を満たさないVPNアプリをアプリストアから削除する必要があった。もちろん、われわれもできればアプリの削除などしたくはない。しかし、ほかの国々の場合と同様、われわれは自分たちが事業を展開している国の法律に従う。われわれは意見が合わないときも、政府と関わりを持つことの価値を信じている」と述べた。

中国の通信業界を主管している工業情報化部の張峰(ジャン・フォン)報道官は先月25日の記者会見で、中国国内の一部のVPN事業者がサービスを停止したなどと報じられたことについて、「無免許経営や規則を満たさないものに対する整理であり、法律や規則に従う企業や個人は影響を受けることはない」と回答している。

中国では当局の規制によりグーグル、フェイスブック、ツイッターなど一部の海外サイトへのアクセスが不可能となっている。VPNサービスはこうしたサイトへ接続するための手段として使用されている。(翻訳・編集/柳川)