■3話で視聴率を上げてきた『過保護のカホコ』

 7月26日にドラマ『過保護のカホコ』の第3話が放送された。2話までは無駄と思われる演出や説教臭い台詞が鼻に付くこともあったが、3話では主演の高畑充希の感情が大きく爆発するシーンが話題となった。その効果もあってか、視聴率も12%に回復した。

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■両親に初の存在がばれてしまうカホコ

 いとこのイト(久保田紗友)のことで悩んでいることを初(竹内涼真)に打ち明け、はじめて心から泣き叫んだカホコ(高畑充希)。すっかり疲れてしまって彼に自宅まで運んでもらうことになるが、そこで母親の泉(黒木瞳)と父親の正高(時任三郎)に遭遇する。

 意外な優しさに初のことが気になり始めたカホコは、夢にまで彼が出現するようになった。目が覚めてからも初のことが気になり、いつもは泉のいいなりだったカホコに少しだけ変化が出始めた。やっと成長をはじめた娘をほほえましく思う正高だったが、泉は反対にそんなカホコに対して初と会うことを禁止するのだった。

 いつも母親の言うことを聞いてきたカホコだったが、初に対する気持ちだけは抑えられず大学内で会っていた。色々と初のことについて知りたいカホコは質問責めをした後、好みの服装や性格を聞き出す。しかし、初はカホコの本心に気付かず、相談相手になるとまで言われてしまう。

 初に対する気持ちが収まらない中、イトの母親から入院中の彼女の様子がおかしいと相談される。しかし、彼女を怒らせた張本人であるカホコは1人でお見舞いに向かうことができず、初に頼み込んで一緒に来てもらうことにする。嫌々ながら承諾した初はイトと出会うことになるが、お互いに芸術を志す人間ということもあって初対面ながら意気投合する。その様子を見てカホコは、はじめて嫉妬心を覚える。

■泉の意見にはじめて反発するカホコ

 イトと初の様子にただならないものを感じたカホコは、父親に頼んで男性が好きそうな衣服を選んでもらうことにする。さらに、泉に初のことは秘密にしながらお弁当作りを習うことにする。

 はじめて自分の意思で進もうとする中、イトの退院を祝って親族がまた集まることになった。居心地の悪さを覚えていたカホコだが、親戚が集まっている家に初がピザを配達しにやってくる。たまたま出会えたことに喜ぶカホコだが、泉が話している姿をいぶかしそうに睨む。何とかごまかそうとする2人だが、イトの母親が2人そろって病院にやってきたことを暴露してしまうのだ。

 家に帰ってから、泉はどうして初と会っていたのかカホコを責めた。怒涛の質問攻めで泉はカホコに意見を言わせる隙を与えず、自分の意見だけを押し付けて事態の収拾を図った。しかし、初のことをバカにされたカホコははじめて泉に対して怒りを露わにし、何を言われても初に会うつもりでいることを告げる。そのまま家を飛び出したカホコは、勢いのまま初の元を訪れ告白してしまうのだった。

■高畑充希の演技が光る代表作となるか

 2話までは主人公の感情がわかりづらい部分も多かったが、3話にてようやく大きく物語が動き出した。親によって決められたレールから反発する姿には共感できる部分も多く、ついに自我に目覚めたとも言えるカホコの演技は絶妙だった。

 また、第4話予告では正高役の時任三郎が感情を露わにすると思われるシーンも挿入されており、より人間ドラマが濃くなることが予想される。今後の展開によってはより上質なドラマになる可能性もあるので、ぜひ期待したいところだ。

 『過保護のカホコ』は毎週水曜日夜10時から日本テレビ系にて放送中。