香港や台湾で「夏のインフルエンザ」が猛威をふるっている。香港では7月28日から30日までの3日間で21人、台湾では同月23日から29日までの1週間で14人が死亡した。7月31日付の香港メディアの文匯網などが伝えた。

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香港や台湾で「夏のインフルエンザ」が猛威をふるっている。香港では7月28日から30日までの3日間で21人、台湾では同月23日から29日までの1週間で14人が死亡した。

7月31日付の香港メディアの文匯網によると、香港政府・衛生署衛生防護センターが5月5日にインフルエンザの重点監視を初めて以来、7月30日までに成人の重篤患者403人と死亡例283人を確認した。大部分はA型H3ウイルスの感染という。児童では今年になってから、死亡例4人を含む重篤患者26人が確認されている。

台湾メディアの中央通訊社は8月1日付で、台湾・衛生福利部疾病管制署(疾管署)の調べで7月23日から29日までの1週間で、インフルエンザとみられる症状で受診した人が9万392人に達したと発表した。死亡は14人だった。死亡した患者の年齢は51歳から90歳で、うち13人は慢性病を患っていた。記事は、高齢者や慢性病患者は特に注意が必要と論じた。

台湾では冬が過ぎてもインフルエンザの流行が終わらない状態が続いていた。7月になるとようやく、インフルエンザとみられる症状で受診する人が減り始め、7月23日から29日までの受診者数は前週比15.1%減と、7週間連続で減少した。

ただし集団感染も依然として続いており、8月15日まではインフルエンザ流行に対する警戒が必要という。疾管署の荘人祥副署長は1日午後、「インフルエンザに似た症状が出た人は速やかに診察を受け、在宅時には(家族の感染を防ぐため)手と呼吸器の衛生に気を付けて休んでほしい」と呼び掛けた。また、台湾では7月1日以来、インフルエンザの重篤患者は1249人で、うち135人が死亡したと説明した。(翻訳・編集/如月隼人)