犬にとっての散歩とは?

運動になる

散歩の大きな目的のひとつが運動です。
犬にとって散歩はストレスを発散するための運動になります。普段あまり運動できない現代の犬にとって、散歩はなくてはならないものです。
また散歩をすることで肥満の予防にもなり、肥満を予防することで糖尿病や関節炎などの病気を防ぐことができます。

社会性をつける

散歩は運動以外の効果もあります。
家の中にいるとあまり刺激を受けません。常に同じ生活をしている犬がほとんどだからです。
散歩で外に出ると知らない人や動物、家の中では嗅いだことのない匂い、室内とは違った景色、車の音、などいろいろな刺激を受けることができます。
刺激を受けることが少ないとちょっとしたことでも驚くようになったり、怖がるようになります。
最初のうちはビクビクとしているかもしれませんが、徐々に慣らしていくことで興奮したり、怯えたりせず落ち着いた状態でいることができるようになってきます。
そうすると動物病院やペットホテルにつれていく際にとても楽になります。

コミュニケーション

忙しい飼い主さんの場合、家の中でも犬に構ってあげられる時間は限られてきますよね。
遊ぶ以外にも散歩でコミュニケーションを取ることができます。
しかしただ歩けばいいというものでもありません。話しかけてあげたり、アイコンタクトをとったり、犬と散歩をしているということを意識してください。
散歩の時間にきちんとコミュニケーションをとることで犬のストレス発散にもなります。
また犬の体調を確認することもできます。
歩き方がおかしくないか、すぐに疲れてしまったりはしないか、など歩いていると確認できることが多々あります。
家の中でもわかることはあるのですが、散歩で歩いているときのほうがわかりやすいかと思います。
散歩は体調管理の面でも大切なことなのです。

散歩の回数と時間

犬は体の大きさによって小型犬、中型犬、大型犬の3つのグループに分けられます。大型犬より大きな犬は超大型犬と呼ばれることもあります。
小型犬は大体体重が5〜10kg、中型犬は10〜20kg、大型犬は20〜40kg程度が目安です。
個体差もあるのですが散歩の時間と回数の目安として、グループごとに散歩の回数と時間をご紹介します。

小型犬

小型犬はトイプードル、ミニチュアダックスフンド、パグ、チワワなどです。
目安は大体一日1回、30分程度です。
体が小さく細い犬が多いため、あまり散歩をさせすぎるとかえって負担になってしまうので注意が必要です。

中型犬

中型犬は柴犬、コーギー、ボーダーコリーなどです。
散歩の目安は大体一日2回、1回あたりの30分程度です。
ただ歩くだけだとストレス発散には足りないので。一緒に走ったり、ドッグランなどでボール遊びをすると良いでしょう。

大型犬

大型犬はラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、シェパード、秋田犬などです。
大型犬の場合は一日2回、1回あたり60分程度です。
大型犬は体重も重いため、過度な運動をさせてしまうと足に負担がかかりそれによって病気になってしまうことがあります。
激しい運動よりも時間をかけてゆっくりと長く歩くことが大切です。

このように大きさによって目安はありますが、基本的にはその子にあった散歩のしかたをするようにしてください。
小型犬でも体力のある子は長く歩きますし、大型犬でも持久力のない子はあまり歩けないこともあります。
ご紹介したものはあくまで目安なので、どれくらいの量・時間がいいのかは様子を見ながら探っていってください。

適度な散歩が必要!

運動量が少ない場合

運動量が少ないと肥満などで病気になってしまったり、社会性が育たなかったり、ストレスを溜めることになってしまいます。
肥満は糖尿病や股関節形成不全症などがあり、深刻な病気に繋がります。きちんとした体重管理は飼い主さんの仕事でもあるのです。

社会性が育たないと初めてのものや人に臆病になり攻撃的になったり、興奮した、極端に怯えてしまうこともあります。
犬と一緒に生活するには人の生活に慣れてもらう必要がありますよね。
散歩はそういった意味でも重要なのです。

また、ストレスが溜まると自分の毛を舐め続けたり、足を噛んだりといった自傷行為や吠え続ける、物を壊す、といった問題行動をとるようになります。
問題行動があった場合、まずは運動量が足りているかどうかをチェックしてみましょう。

運動量が多い場合

逆に運動量が多いとどうなるのでしょうか。
過度な運動は体にダメージを与えてしまいます。足に負担をかけてしまうこともあります。
また過度な運動で「散歩=嫌なもの」というイメージを持ってしまうと散歩がストレスになったり、外に出たがらず運動不足になってしまいます。
散歩は楽しいものであることを教えるためにも、犬にあった方法をとりましょう。
季節や天気によって散歩の量やコースを変える必要があればそうしてください。

まとめ

犬の散歩はどの程度やるのか結構難しいですよね。
おおよその目安を知って、愛犬の体調や性質を見ながら散歩の内容を決めていくことが大切です。
散歩は運動不足を解消するだけではなく、色々なプラスの効果をもたらすので欠かさずに行うようにしましょう!