7月31日19時ごろ、北京首都国際空港において、北京発杭州着の南方航空CZ6163便の滑走準備中に、旅行客のモバイルバッテリーが発煙する事件が起こった。(イメージ写真提供:123RF)

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 7月31日19時ごろ、北京首都国際空港において、北京発杭州着の南方航空CZ6163便の滑走準備中に、旅行客のモバイルバッテリーが発煙する事件が起こった。
 
 セキュリティ部門の現場調査によれば、その旅行客は搭乗前にセキュリティチェックを通過しており、持っていたモバイルバッテリーのスペックも民間航空機の運送基準を満たしたもので、容量が5000mahx2、出力電圧が5V、ワット時定格量50WHと表示されていたという。
 
 CZ6163便は事件発生当時、滑走路で待機している状態だったが、約2時間遅れで正常に離陸し、北京首都国際空港の正常運営には影響していないとのこと。また旅行客はすでに公安警衛部隊に身柄を引き渡されていると北京青年報は報じている。
 
 記事を読んだ中国のネットユーザーからは、「これはモバイルバッテリーの品質の問題で、責められるべきはメーカーや工場ではないのか」として、旅行客の処遇について同情の声が多く寄せられているが、「故意に何かを仕掛けた可能性もある以上、初動としては問題ない」という意見も見られた。
 
 また、今回の事件の影響によって、空港のセキュリティチェックや、機内持ち込み物の基準がより厳しくなることを懸念するコメントもあった。
 
 日本においては、モバイルバッテリーのような「予備のリチウムイオン電池」については、ワット時定格量によって取扱いが異なる。預け荷物には入れられず、100Wh以下であり、ショートしないように対策がとられている状態であれば機内持ち込みが可能。100Wh以上160Wh以下の場合は個数に制限がある。(イメージ写真提供:123RF)