オランダ・ワーヘニンゲンの研究所で卵を検査するオランダ食品消費者製品安全庁(NVWA)の職員(2017年8月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】オランダで、多数の卵などに毒性のある殺虫剤の成分が含まれているとみられることが分かり、全国約180の家禽(かきん)農場が休業に追い込まれている。当局が1日、明らかにした。

 オランダ食品消費者製品安全庁(NVWA)によれば、殺虫剤のフィプロニルとみられる成分が「卵、ふん、鶏肉」のサンプルから検出され、7月26日以降、180の家禽農場が休業している。オランダからドイツに輸送中だった約100万個の卵も国境で回収されたという。

 検出された殺虫剤は、チックフレンド(Chickfriend)というドイツ企業のものとみられ、ニワトリに寄生する厄介なシラミの一種を駆除するために使用された。鶏肉など食用の家畜への殺虫剤の使用は禁じられている。

 AFPの取材に応じたNVWAの広報担当者は、現在、影響を受けた農場数の概算を出しており、600のサンプルについて分析を進めていると明らかにした。一方、ANP通信は、影響を受けた農場は全国でおよそ1000軒に上ると伝えている。

 世界保健機関(WHO)によれば、フィプロニルを大量に使用した場合の毒性は「中程度」で、人の腎臓、肝臓、甲状腺に悪影響をもたらす恐れがある。
【翻訳編集】AFPBB News