パジャマは着るべき?夏に快眠するコツを専門家に聞いた

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寝苦しい季節になったが、日中に体力を奪われる夏こそ、快眠を得ることが大切となる。「教えて!goo」には「快眠するコツを教えてください」という相談が寄せられていた。そこで、快眠を得るために必要な夏向けの工夫を専門家に聞いてみた。

■快眠を得るための事前準備〜パジャマ・下着編〜

暑い夏はつい面倒になり、男性は上半身裸に短パン、女性はキャミソールに短パンという格好で寝てしまう人もいる。パジャマを着た方がよく眠れるのだろうか。

快眠プランナーの塚島早紀子さんが「夜中に目覚めたり、たっぷり寝たはずでも疲れがとれない場合、パジャマを着ていないことが原因の一つかもしれません」と指摘する。

「パジャマは枕やベッドと同じ寝具です。着替えが入眠儀式になって寝つきが格段に良くなります」と塚島さん。「短パンなどは縫い目が太く、摩擦で肌を傷つけます。パーカーなど首に飾りがあるデザインはごわごわして眠りの妨げになります」と普段着で寝た場合のデメリットを説明する。

裸もよくないそうだ。「ガーゼケットなどの掛け布がはだけてしまい、特にお腹より下を冷やすと、血液の循環が悪くなり寝冷えの原因になります」(塚島さん)とのことだ。

さらに「汗がそのまま寝具へ付いてしまい、衛生的ではありません」とも。同じ理由から「パジャマのズボンはふくらはぎが隠れるタイプを選びましょう」(同)と注意する。

塚島さんが指南する「ぐっすり眠れるパジャマ選びのポイント」は次の通りだ。

【1】寝ている間はスイッチをオフに。襟元、袖口が広がったデザインでゆったりしたサイズを選ぶ。

【2】素材には、肌に貼りつかない麻のほか、シルクやコットンガーゼの柔らかいニットも吸放湿性が高く適している。触覚は眠る直前まで働いており、心地よい肌触りが深い睡眠につながる。

【3】自分の表情が明るく見える色を選ぶ。就寝前に鏡に映った顔が明るいと寝つきも良くなる。

また、胸の型崩れを防ぐためブラジャーを着けたまま寝る女性もいるようだが、塚島さんは「ワイヤーやフックのないナイトブラがお薦め。締めつけ感がないためぐっすり眠れます」とアドバイスする。

■快眠を得るための事前準備〜行動編〜

快眠を得るため、就寝前の行動に気をつける人は多い。「テレビ、スマホを見ない」「部屋を暗く」「軽くストレッチ」など広く知られていること以外に手軽かつ効果的なものはないだろうか。

塚島さんが提案する「寝る前にリビングで楽しめるお薦めの方法」をいくつか紹介しよう。

まず、読書派の人はいつもより少し難しめの専門書を読むといいそうだ。「人はつまらないことや困難なことから逃げたいと思うもの。ウトウトしてきたらその瞬間を逃さずに寝室へ」(塚島さん)

パズルもお薦めという。「目の前のピースに集中できるため、脳の軽い運動になり、寝る前にモヤモヤすることがない。単調な作業は眠くなりやすいといわれています」(同)とのこと。

就寝前にクヨクヨ考え込む癖がある人は、気のおけない友人に電話するという手がある。「悩み事をベッドに持ち込まずに眠れるはず」(同)。相手の迷惑にならない程度ならアリだろう。

悶々とした夜はパートナーとの性行為や自慰行為をすれば、寝つきが良くなると考えがちだが「脳が興奮して眠れなくなることも。就寝直前は避けましょう」(同)。眠れないときほど我慢した方がよさそうだ。

■快眠につながる目覚めのための準備

夏は日の出が早いので必要以上に早起きしてしまいがち。連日になるとそれはそれで寝不足になりそうだ。

塚島さんは「早く起きすぎても、すぐにカーテンを開けたり、電気を点けたりしないように」と忠告。光を浴びることで体内時計のスイッチが押され、翌日も同じ時間に目が覚めてしまうことがあるそうだ。

ただ早起きについては「成人後、深い睡眠の割合は10年ごとに2%ほど減少するといわれ、60歳を過ぎると早朝に目が覚めやすくなります」(塚島さん)というのは以前リリースした記事の通りだ。

塚島さんも「シニアの方は、悩まずに受け入れることも大切です」と話している。神経質になり過ぎるのもよくないだろう。

●専門家プロフィール:塚島早紀子
快眠プランナー、上級睡眠健康指導士。楽しい睡眠をテーマにした「pleasantsleep.jp」を開設。執筆、講演、メディア出演などを通じで楽しく取り入れられる快眠レシピを発信中。

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)